常田大希、アバターはびこるネットの世界を表現! 細田守監督『竜とそばかすの姫』は「最高に刺激的な制作」

#millennium parade#中村佳穂#常田大希#竜とそばかすの姫#細田守

常田大希
常田大希

常田大希と中村佳穂の強力タッグでネットの広大な仮想空間を描く

スタジオ地図の細田守監督によるアニメーション映画『竜とそばかすの姫』が、7月16日に公開される。このたび、King Gnuのリーダー常田大希が主宰するmillennium paradeが音楽を担当し、本作のために書き下ろしたメインテーマ「U」を中村佳穂が歌うことがわかった。

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2019年にリリースしたアルバム「AINOU」で注目を集め、FUJI ROCK FESTIVALに2度の出場、6月2 日に新曲「アイミル」をリリースしたばかりの中村佳穂は、本作で主人公すず/ベル役として声優のほか劇中歌も担当する。「U」は7月12日のリリースを予定している。

中村佳穂

中村佳穂

細田監督は、「As」と呼ばれるアバターが集まるインターネット仮想世界<U>の世界観を表現するためにどうしても常田に依頼したかったと言い、一方の常田も、細田監督から本作品のスケッチを見せてもらったとき、「その世界で鳴り響く音が自然と湧き出てきたのを覚えています」と語った。

細田守

細田守

さらに常田は、「主役”ベル”を演じるのが “日本音楽界の宝” 中村佳穂ということで、音楽面においても最高に刺激的な製作となりました」とコメントしている。

一方の中村は、常田とはこれまで音楽フェスですれ違う程度。楽曲制作では初めてのコラボだという。緊張したとのことだが、「お互いバランスをとりながらも、もっと良くなる部分を熱を持って探しながらレコーディングさせていただき、とても楽しい時間でした」と建設的な現場だったことをアピール。

また、作品を通じて思うところも多かったようで、「私たちはインターネットがまさに始まった時の世代で、ジャンル関係なくカッコいいと思えるものを見たり聞いたりが手に取ることが容易になり始めた世代ですが、人の心を打つものは結局何なのか、この作品を通して改めて考えるきっかけになりました。今作はそれが命題だと感じつつも、頭で考えすぎず、楽しんで波に乗るような気持ちで取り組みました」と感想を述べた。

女子高生すずの声は、たったひとりの“誰か”に届くのか?

本作品の舞台は、高知の自然豊かな村。主人公である17歳の女子高生・すずは、幼い頃に母を事故で亡くし、父と2人暮らし。母と一緒に歌うことが何よりも大好きだったすずは、その死をきっかけに歌うことができなくなっていた。いつの間にか父との関係にも溝が生まれ 現実の世界に心を閉ざすようになっていく。曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日、偶然にも、全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット空間の仮想世界<U>に「ベル」というキャラクターで参加することになる。<U>では自然と歌うことができたすず(ベル)は、自ら作った歌を披露し続けていくうちに、あっという間に世界中の人気者になっていく。そんな驚きも束の間、突如轟音とともにベルの前に現れたのは、竜の姿をした謎の存在だった──

竜とそばかすの姫

(C)2021 スタジオ地図

『竜とそばかすの姫』は、7月16日に公開される。

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