夏に『モンスターVSエイリアン』『アイス・エイジ3』『ボルト』という3本の3Dアニメ映画が公開。先週末(10月17日)からは『ファイナル・デッドサーキット 3D』『戦慄迷宮3D』が封切りとなり、さらに年末にはジェームズ・キャメロン監督最新作『アバター』の公開が控え、3D映画元年といわれる今年。3D映画の予告編が、ついに自宅パソコンで3Dで楽しめる作品が登場した。それが10月24日より公開となる『アルビン号の深海探検 3D』だ。
これは、アメリカの深海潜水艇「アルビン号」がとらえた希少な3D実写映像によるドキュメンタリー映画。太陽の光さえ届かない深海の様々な光景を映し出している。3Dの予告編はデンマークのカラーコード3Dセンターの特許技術を用いたもの。従来の赤、青の3Dメガネと異なり、左眼用に黄色をやや暗めにした「アンバー」、右眼用にやや暗めの「青」のフィルターがついたメガネで鑑賞し、色彩の再現性に優れているのが大きな特徴だ。
予告編はすでに、9月末から公式サイトで無料配信されている。3Dで見るためには専用メガネが必要だが、このメガネも『アルビン号の深海探検 3D』を上映する全国40の劇場で10月3日より作品限定で無料配布中。
そこで、ムビコレ編集部でも、たいしたことないでしょうと思いながら、メガネを入手し見てみた。すると、これが相当な立体度なのだ。色の再現こそ、劇場で見るのとは大きな違いがあるものの、奥行きや飛び出し感はかなりのもの。3D時代の到来を実感させる仕上がりだ。
米国では、インテルなどが今年2月のスーパーボウルの際に、1億枚ものこの方式の3Dメガネをパソコンショップや雑誌を通じて配布。スーパーボウル中継の合間に放映されるCMを立体で配信し、話題を呼んだ。このメガネを使ったインターネット販促キャンペーンは、国内では初の試みだ。限定20万枚の無料配布なので、まだ劇場にあるかどうかは定かではないが、興味がある方は、ぜひ、入手して体験してみて欲しい。
なお、映画公式サイトによると、ワーナー・マイカル・シネマズが近くにない場合は、80円切手を貼付した返信用封筒を送れば、送り返してくれるそう。詳細は公式サイトでご確認を。
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