約半世紀近くに渡って読み継がれ、世界中で2000万人の読者に愛されているモーリス・センダックの『かいじゅうたちのいるところ』。オバマ大統領がイースターの日に子どもたちに読み聞かせるために選んだ絵本としても有名だが、この物語をハリウッドが映画化。日本では2010年1月に公開されるが、この度、日本語吹き替え版の声優を、トヨタCM・こども店長としておなじみの加藤清史郎と高橋克実、永作博美がつとめることが発表された。
映画は、イタズラ好きでわがままな8歳の少年マックスが、謎めいた森の世界に迷い込み、冒険を繰り広げる様子を描いたファンタジー。主人公のマックスを加藤が、「かいじゅう」のリーダー的存在のキャロルを高橋が、マックスのお姉さん的存在となる「かいじゅう」KWを永作が演じる。
今回の起用について加藤は、「マックスの吹き替えを僕ができるなんて嬉しいです。難しいと思いますが、頑張ります」と抱負を語り、「“かいじゅうおどり”を始めよう!」と続けた。一方、高橋は「物語の世界をみなさまにリアルに体験してもらえるようがんばります! 大人にとっても心温まるファンタジーをぜひ楽しんでください」とアピール。
『マルコヴィッチの穴』などを手がける奇才スパイク・ジョーンズが監督をつとめたのも話題のひとつだが、永作は「監督があの絵本の世界をどう描いているのかワクワクしています。初めて挑戦するアフレコですが、作品に関われて光栄に思っています。声の出演を通じて、物語の温もり、本質みたいなものが伝わればと思っています」と話した。
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