仮想空間「アヴァロン(f)」で繰り広げられる、3人の美しき女ハンターと巨大モンスターとのバトルを描いた『アサルトガールズ』。10月19日にその完成披露記者会見が行われ、主演の黒木メイサ、菊地凛子、佐伯日菜子、押井守監督が出席、押井作品の魅力や撮影の様子を語った。
「自分の映画では珍しく、とても明るい映画が撮れた」という監督。今回は「女優さんをいかにきれいに撮るかにもこだわった」と話す一方、「1つの現場で1人の女優さんとしか対応できないタイプなので、女優さんと付き合うのは大変。カメラが止まっちゃうと、何を話して良いのかわからない」と苦笑い。そのため、「みんな別日で撮影しました」とのこと。1日1人の女優と向き合い「それぞれの持ち味、かっこよさを撮ろうと意気込んだ。自分で望んだ女優さんと仕事ができたし、完成品を見て満足。何度でもやりたいので、またご一緒したい」と語った。
そんな監督と初めて組んだ感想を聞かれた黒木は、高度なCG技術を駆使した作品作りの大変さに触れ「現場では何が起こっているのか把握するのにいっぱいいっぱいでした」とコメント。「伊豆大島がロケ地だったので、毎日、温泉に入って癒されていました」とも話していた。
劇中では強い女性を演じている黒木。先日、中村獅童との交際が報じられたが、「男性をリードしたい? それともされたい?」という質問には、「私自身、強い女性には憧れがある。男性とも同じ目線でいたいです」とクールに発言していた。
『スカイ・クロラ』に続き押井作品は2度目となる菊地は、「監督とはヴェネチア映画祭でも長い時間を一緒に過ごしたので、信頼しています。お酒を飲んで、サン・マルコ広場で踊ってたところを見られて、今回の出演につながった」と話し、「今回はたくさん踊らせていただきました。監督は笑うととってもチャーミングなので、その笑顔を見たくて、現場では踊り続けました」と、その魅力について語った。
また佐伯は、「映画は現実の世界を忘れさせてくれるもの。監督の世界はその効果がものすごいスケールで、まさにマジック! 想像もつかないような『ドカーン』『ズコーン』『ワァー』っていう感覚が魅力です」と、作品世界の素晴らしさを絶賛していた。
映画については、「少なくとも2回は見てほしい」と黒木。菊地は「ファンタジーな戦う女たちと、この世に存在しないような巨大モンスターとのバトルを、ぜひ劇場で見てください」、佐伯は「見た後、気持ちいい。スカッとする作品です!」とアピールしていた。
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