穂のか、恋する青年を前にドキドキ!舞台挨拶で語った撮影の思い出
世界中で愛され続けている小説『赤毛のアン』をモチーフにした心温まる感動作『アンを探して』が、10月31日に公開初日を迎え、主演の穂のかをはじめ、ロザンナ、吉行和子、宮平貴子監督が、シネカノン有楽町1丁目で舞台挨拶を行った。
出演2作目にして初の主演をつとめた20歳の若手女優・穂のかは、とんねるずの石橋貴明の長女でもあり、実力派の二世タレントとして注目を浴びる存在。撮影直前に急きょオーディションを受けて主演が決まり、大急ぎでロケ地となる『赤毛のアン』の聖地・プリンス・エドワード島に1人で向かったが、「島に行くときに、飛行機の乗り換えを2回間違えてしまい、予定通りに到着できずに苦労しました」と振り返った。また、演技については、「カナダ人青年に恋をする役なのですが、役に入り込んでいたので、彼とコミュニケーションをとるときにはドキドキして、ちょっとモジモジしてしまいました」と語っていた。
主人公を温かく見守る宿のオーナーを演じたのはロザンナ。「女優業は経験が少ないのですが、素晴らしいストーリーで、自分自身に似ている部分も多く、この役だったらなんとかできるかなと思いました」と役柄について語り、「プリンス・エドワード島は広くて美しくて、ロブスターが安くておいしかった」と、楽しかった撮影を振り返った。
亡き祖母の初恋の相手を探すために島を訪れた主人公が、様々な出会いを通じて成長していく様子を描いた作品で、祖母の世代が体験した戦争についても語られていく。宮平監督は、「世界では悲惨な事件や戦争が起こったりしていますが、良心と理性をもっていればきっといいことがあることを、この映画を通して伝えられれば」と願いを語った。
ストーリーの都合でプリンス・エドワード島に行けなかった吉行は、「1人、沖縄での撮影でした。沖縄は監督の故郷でいい人ばかりでしたが、必ずプリンス・エドワード島には遊びに行こうと思います」と残念そうにコメントし、「物語と一緒にプリンス・エドワード島を旅してもらえたらいいなと思います」と話していた。
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