11月14日より公開された『なくもんか』。その初日舞台挨拶がTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、阿部サダヲ、瑛太、竹内結子、塚本高史、いしだあゆみらキャストと、脚本の宮藤官九郎、そして水田伸生監督が登壇、撮影の思い出などを語った。
本作は、レトロなムードが漂う「善人通り商店街」を舞台に、ハムカツが名物の総菜屋の二代目店主・山ちゃんと、その生き別れた弟、ワケありの妻たちが繰り広げる人情劇。主人公・山ちゃんを演じた阿部は、「ハムカツ色のスーツを着てきました!」と挨拶。薄ピンクのシャツがハムで、茶色いネクタイと靴をソースに見立てているのだと説明すると、場内から笑いが起こっていた。
そんな阿部の弟役を演じた瑛太は、阿部の素顔について聞かれると、「すごく優しくて温かくて、本当に素敵な人」と、その人柄をベタ褒め。また阿部の妻役を演じた竹内も、マイルドで静かな人とコメント。また、劇中で阿部に押し倒されるシーンの撮影を振り返り「(押し倒されても)どこも痛いところがなくて、気づいたら、背中に阿部さんの手が入って、ちゃんとフォローしてくださっているんです」と、繊細な気遣いを明かしていた。
この日は上映後の舞台挨拶で、いしだは、「見終わった後の方々の前に出るのはテストされてるみたい」と客席の反応が気になる様子。恐る恐るいしだが「どうでしたか」と問いかけると、客席からは大きな拍手が起こり、隣の監督もホッとした表情を浮かべていた。
商店街が舞台の映画ということで、司会者から「商店街にお店を出すとしたら、どんなお店を出したいか」という質問が。阿部は「間違いなくハムカツ屋です」ときっぱり。一方、瑛太は「文房具屋さん」。「飲み物もある本屋さん」というのは竹内。立ち読みは好きじゃないということで、「本を買ってからゆっくりしていただいて」と話すと客席からは「行きます!」と大きな声が返ってきていた。
主人公でお人好しの山ちゃんは、実はものすごくストレスを溜めていたという設定だが、それぞれのストレス解消法についての質問も飛び出し、瑛太は「熱帯魚の水換え」と回答。「水を換えた日の翌日は、グッピーの雌が卵を生む確率が高い」とツウなコメントも。竹内は、タオルを何重にも折って口に当て、大声を出してストレス発散していたと告白。近所迷惑にならないための工夫だそうだが、「でも、周りを気にする時点でスッキリしてないですよね」。ただし、最近はしていないそうで、ストレス・フリーな生活を強調。バツイチの彼女だけに、ストレスが溜まっていたのはいつ頃だったのかが気になるところ……。
最後に阿部が、ハムカツを模した巨大パネルに映画のタイトルと「大ヒット!」の文字を書き入れてヒット祈願。じっくり時間をかけ丁寧に書いた阿部は「必死に書いてしまいました」と照れ笑いを浮かべるも、堂々とした出来映えに満足した様子だった。
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