歌唱中はコワモテ封印も、ハードなアクションは健在
『ミッドナイトスワン』の内田英治監督がメガホンをとり、“極道と合唱”という異色のかけ合わせで裏社会に生きる男たちを描いた話題のドラマ『列島制覇‐非道のうさぎ‐』がU-NEXT、Amazon Prime Video、Huluほかにて配信中だ。ムビコレは本作に主演するVシネマの帝王こと、小沢仁志にインタビューした。
Vシネマの帝王、その意外な弱点とは?『列島制覇‐非道のうさぎ‐』小沢仁志インタビュー
かつて“非道のうさぎ”と恐れられ、15年の刑期を終えて出所した宇佐木(小沢)は出所早々に新しい組を立ち上げるよう命じられるが、服役中にハマった合唱の魅力が忘れられない。商店街の潰れた風呂屋に事務所を構え、歌の練習に励む一方、対立する組との抗争が激化していく。
これまで数々のドラマや映画に出演してきた小沢だが、合唱という新たな挑戦にはひと苦労。「合唱シーンは、音取んなきゃいけねえ、表情ある、しまいには振りまで入ってきやがって(笑)。芝居もしなきゃいけないって、4つもやんなきゃいけないことがある。もう、こんなんだったら階段落ちやったり、車にはねられている方が楽でいいやって、常に思ってた」。
そんな練習を乗り越えての歌唱シーンやコワモテを封印した笑顔など、これまで見たことのないような小沢の表情がつまった本作だが、ハードなアクションシーンもあり、その動きのキレの良さには内田監督も驚いていたという。「持久力とか跳躍力は、それは若いときよりも変わっているかもしれないけど、今の方が、流れとかコツかな?それをつかんでる。若いときって全部に全速力でいくから、無駄が結構多い。ある程度いくと、その押し引き分かるから、バランスでいったら今の方がうまいんじゃない?と思う」と40年間積み重ねたアクションに自信を見せる。
「あれだけのキャストが縦横無尽に『音』を出し始めても、監督が指揮者みたいにバランスを保っている。だから歌の合唱と、役者の芝居の合唱。とてもバランスの取れた作品」と初タッグとなった内田監督の手腕を評価する小沢。「Vシネマっていう言葉は消える」と語り、配信ドラマの今後の可能性に期待しつつ、往年の出演作でのゲリラ撮影の思い出なども振り返ってくれた。小沢仁志のインタビュー全文はこちら。
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