12月3日、クリント・イーストウッド監督の最新作『インビクタス/負けざる者たち』のワールドプレミアが、ロサンゼルスのアカデミー・オブ・モーションピクチャーアーツ&サイエンスで行われ、イーストウッド監督をはじめ、キャストのモーガン・フリーマン、マット・デイモンらが出席した。
この日は、『硫黄島からの手紙』に主演した渡辺謙も、妻の南果歩を伴い駆け付けた。メールはやりとりしているそうだが、互いに多忙なため、実際に会うのは『硫黄島〜』以来という渡辺と監督。次々と傑作を世に送り出している監督の創作意欲について渡辺は、「とにかく旺盛な精神力と、どうしたらこういう面白い話を探し出してくるのか不思議です。アンテナがすごいのだと思います」と絶賛。南と2人で公の場に出ることはほとんどないそうだが、「クリントの映画だから(出席した)。しかも日本公開より先に見られるということなので、絶対見ておきたいと思った」と話し、互いに顔を見合わせて「2人で歩くのは久しぶりだね」と微笑み合っていた。
一方、渡辺との再会を楽しみにしていたという監督は、「ストーリー次第だけど、謙とはまたやりたいと思う。彼は素晴らしいアクターで、『硫黄島〜』では素晴らしい時間を過ごすことができたから」とコメント。日本へのメッセージをお願いすると、「日本に対しては良い印象がある。『グラン・トリノ』も日本で受け入れてもらえたしね。僕の心は日本にある。日本の観客は好きです」と話し、「I’ll be back!」とダーティ・ハリー風の笑みを浮かべていた。
ネルソン・マンデラが、南アフリカのラグビーチームのキャプテンであるフランソワ・ピエナールと共に、国民の心をひとつにしようとする姿を描いた、実話を基にした作品。マンデラを演じたフリーマンは、『バットマン ビギンズ』で渡辺と共演しており、「久しぶりに会って、一緒に写真を撮ったよ」と教えてくれた。
マンデラの実の娘さんとお孫さんも出席していて、「南アフリカにとっても重要な物語で、黒人と白人がどうやってひとつになったかを描いています」とコメント。また、フリーマンの演技について「歩き方などが父にそっくりでした」と話していた。
『インビクタス/負けざる者たち』は、2010年2月5日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開される。
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