3200万部を突破したベストセラーコミックをドラマ化した『のだめカンタービレ』。大ヒットを博したこの作品がついに映画化された! シリーズ完結編となるこの映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』の完成披露試写会が12月9日に東京国際フォーラムで開催され、上野樹里、玉木宏、ウエンツ瑛士、ベッキー、山口紗弥加、山田優、なだぎ武、チャド・マレーン、福士誠治、吉瀬美智子、竹中直人、武内英樹監督が舞台挨拶を行った。
「ドラマではお客さんと会うことがなかったので、こうやってお客さんに会えて嬉しい」と笑顔を見せた上野。半年間にわたるヨーロッパロケの思い出について聞かれると、「最初は大変でしたが、最後の方は、毎日ピザとかパスタでも大丈夫でした!」と回答。玉木に「食べ物の話?」と突っ込まれると、「石畳も大変でした。ヒールが石畳にはまっちゃうので、ペタンコな靴を買ったりしました」とあわてて付け加えていた。ちなみに靴は2ユーロだったそうで、「安い!」と嬉しそうに教えてくれた。
今回は、ウィーンの名門ホール、楽友協会でも指揮をしている玉木。「こんなに一気にまとめて指揮をするのは、ドラマも通じて初めてなので、プレッシャーがありました。練習してるときは全然気持ちよくなくて、早くやめたくて仕方がなかったのですが、オーケストラの皆さんを前に指揮棒を振らせていただくと、だんだん気持ちよくなってきました(笑)」と撮影を振り返った。
また、撮影のためにヨーロッパと日本を何度も往復したというウエンツは、マイルがたまることが嬉しかったそうで、現場でもマイルの話しかしなかったという。だが、心配事もあるそうで、「JALのマイルはかなりたまったのですが、JALは危険なところに来ているので、(マイルを)いつ使おうかと……」と本音を漏らすと、司会者は微妙な話題だけに、「使えるコメントを」と、やんわりとたしなめていた。
一方、劇中で演じた一流指揮者で無類の女好きであるミルヒーに成りきった竹中は、「今回は合コンシーン、エッチなシーンが少なくてザンネン」と寂しそう。出番が少ないのも納得いかない様子で、「もっともっと出たかった!」と唇をかみしめていた。さらに、多くの人が参加した海外ロケにも参加できなかったそうで、「河口湖をパリに見立てて撮影しました」と裏話も暴露した。見どころについては、「千秋とのだめの恋の行方が最高です。そこに集中して、私で息を抜いてください」と語っていた。
『のだめカンタービレ 最終章 前編』は12月19日より公開。後編は2010年4月17日に公開される。
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