江戸時代を舞台に、将軍の血を引く青年と、数奇な育ちの村娘との悲恋を描いた小説『雷桜』。時代劇というジャンルながらも10万部を超えるベストセラーを記録したこの作品の映画化が発表された。
『余命1ヶ月の花嫁』を大ヒットさせたTBSの平野隆プロデューサーと廣木隆一監督が再タッグを組み、『オトメン』『僕の初恋をキミに捧ぐ』の岡田将生と若手実力派の蒼井優が、運命的な恋に落ちる2人を演じる。
名家の当主としての重圧に苦しみ、心の病を抱えている斉道(なりみち)を演じた岡田は、「初の時代劇で緊張してますが、やってみたいと思っていたのですごく嬉しいです。乗馬や殺陣(たて)などに、真剣に取り組みます」と抱負をコメント。『ホノカアボーイ』でも恋人役を演じた共演者の蒼井については、「透明感があり、たたずまいが素晴らしいですね」と絶賛した。
一方の蒼井は、「10代の頃に原作を読みましたが、とにかくきれいで、小説を読んだのに、映像を見たような感覚になりました。映画化されることがあればやってみたいと言っていましたが、それからだいぶ時間が経って、年齢も重ねてしまい、もう無理かなと思っていました」とコメント。初体験の殺陣と、ほぼ初体験の乗馬については、撮影に備えてトレーニング中とのこと。「バランス感覚はあると思いますが、どんな状況でも動ける身体にしておきたい。ケガをしたら元も子もありませんから。岡田君と一緒に乗り越えられたらな、と思います」と抱負を述べた。
撮影は、2010年3月から4月にかけて、九州地方をメインに行われる予定。公開は来秋が予定されている。
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