特権的な人生を享受してきた大富豪俳優、彼が抱える心の闇とは?

#アーミー・ハマー#セレブ#ドラッグ#ハリウッド

アーミー・ハマー
アーミー・ハマーのInstagramより

整った顔立ちと196cmの高身長、経済的豊かさに恵まれた人気俳優が更生施設入所

今年3月に、女性への性的暴行で告発されたアーミー・ハマーが、フロリダ州オーランドにあるドラッグ、アルコール、セックス依存の更生施設に入所したことがわかった。

女性への性的虐待が次々明らかに 富豪俳優アーミー・ハマーの映画降板相次ぐ

5月29日(現地時間)、ハマーは拠点のケイマン諸島の島、グランドケイマンからフロリダに向かったが、空港には別居中の妻エリザベス・チェンバースと2人の子どもが彼に付き添ってやってきていたという。

ハマーは今年1月、「君を食べたい」「君の血を飲ませてくれ」など猟奇的な内容のDMをある女性に送っていたことが発覚、その後も過去に交際した女性たちから虐待の告発が相次ぎ、予定されていた出演作の降板。エージェントとの契約も解消された。さらに3月になって24歳の女性が2017年に性的暴行を受けたことを告発、ロサンゼルス警察が捜査を続けていることが明らかになった。

テキサスの石油王ファミリー出身のハマーは、数々の告発を受けた後もグランドケイマンでいつもと変わらない様子で過ごしていたという。

ハマーをよく知る人物は、ハマーが5月下旬に別居中のチェンバースに連絡を取り、更生施設入所を決意したことを告げて、彼女の救いを求めたと話す。ハマーは31日(現地時間)に施設に入り、チェンバースや彼の家族がサポートしている。

幼い頃から特権的な生活を送ってきたハマーは、体格にも恵まれ、あらゆる面で怖いもの知らずに過ごしてきたようだ。

「Vanity Fair」の記事で、彼の知人は「彼は戦車か何かみたいだ」と言う。「身長が6フィート5インチ(約196cm)、ウォッカを一瓶飲んでも何も感じない。ビッグマックを5つ食べても気分が悪くならないんだ。たくさん飲むし、マリファナも吸う。彼がやらないドラッグはないんだ」。一緒に仕事したことのある人物によれば、「動けなくなるほどハイになりすぎた時だけは動かない」という。

過去の交際相手の女性は「彼がドラッグに溺れるのは、トラウマが多すぎて、じっとしていることや自分自身と向き合うこと、自分が抱えている問題と1人で向き合うことができないから」と話す。

ハマーは自分の行動について、ツイッターやインタビューで隠すことなく、大っぴらに話していた。「長い間、彼は今にも爆発しそうな状態だったけれど、みんながそれを笑い飛ばしていたんです」

『ソーシャル・ネットワーク』(10)、『J・エドガー』(11)、『コードネーム U.N.C.L.E.』(15)、『君の名前で僕を呼んで』(17)など出演作に恵まれ、SAG賞に2度候補になるなど、俳優としての実力も認められていたハマーだが、その陰で繰り返した蛮行の数々としっかり向き合ってもらいたい。