津田寛治「夢は実現する」主演作がカンヌ「ある視点」部門オープニング飾る!

#ONODA#カンヌ国際映画祭#映画

(C)bathysphere ‐ To Be Continued ‐ Ascent film ‐ Chipangu ‐ Frakas Productions ‐ Pandora Film Produktion ‐ Arte France Cinéma
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俳優の遠藤雄弥と津田寛治がW主演を務める長編映画『ONODA』(原題)が、6月14日(現地時間)に仏パリで開催される第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門のオープニング作品を飾ることが正式発表された。

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カンヌ「ある視点」部門オープニング上映は河瀬直美作品以来の快挙!

本作はフランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本による合作映画。実在の人物である小野田寛郎(おのだ・ひろお)旧陸軍少尉が、太平洋戦争の終わりを迎えた後も任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島にて約30年間の孤独な日々を過ごした実話をもとに、彼が生き抜いた孤独と壮絶な日々を描かれる。

長編デビュー作『汚れたダイヤモンド』(16年)でフランス批評家協会賞・新人監督賞のほか数々の賞を総なめ、社会派の作品を得意とする新鋭実力派監督・アルチュール・アラリが全編日本語での演出にこだわり、徹底したリサーチと演出力で鬼気迫るドラマを作り上げ、”2021年の最も注目すべき作品の一つ”として現地の複数の主要メディアから取り上げられている。

「ある視点」部門は、カンヌ国際映画祭の公式セレクションの一部門。新人&ベテランの監督作関わらず、広く「独自で特異な」作品群が選考されることから、昨今ではカンヌ国際映画祭の部門の中でも最も注目されるべき作品の発表として、海外メディアの注目度は他部門以上に高まっている。

同部門は毎年、世界各国から20本ほどの作品が選出されており、過去には黒沢清監督が『トウキョウソナタ』(08年)で審査員賞、『岸辺の旅』(15年)にて監督賞を受賞 。翌2016年は深田晃司監督が『淵に立つ』(16年)で審査員賞を受賞。多くの日本の映画監督の秀作が輩出されている。オープニング上映作品として日本人俳優が関わる作品が選出されるのは河瀬直美監督作『あん』(15年)以来の快挙となった。

津田は今回の一報を受けて「自分の主演作がカンヌ国際映画祭で上映されるという夢が叶うことになり、感無量です」と喜び、「何年もの月日をかけて映画にしたこの作品に参加したことは、僕の人生において大きな事件でした。日常と非日常に境はない、だからこそ夢は実現するんだということを、南国のジャングルの現場にて学べたのです」とコメントしている。

映画『ONODA』は2021年秋より全国公開。

【コメント全文】

■遠藤雄弥
この度、映画『ONODA(原題)』で小野田寛郎(青年期)役を演じさせていただいた、遠藤雄弥です。
まずは、共演者の皆様、アラリ監督をはじめ、スタッフ関係者の皆様に御祝いと感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
アラリ監督から撮影イン前に、これから始まる撮影はとても大きな冒険になる。
この大冒険を最後まで一緒に楽しみましょう!
というメールをいただきました。
まさに、その大冒険は映画そのものであり、人生そのものでした。
この作品を通して、少しでも皆様の心に響けば幸いです。
そして、皆様の健康と幸せを心から祈っております。
映画『ONODA』お楽しみ下さい。

■津田寛治
自分の主演作がカンヌ国際映画祭で上映されるという夢が叶うことになり、感無量です。アルチュール・アラリ監督に出会えて本当に良かったです。若きフランスの映画監督が1人の日本兵に心動かされ、何年もの月日をかけて映画にしたこの作品に参加したことは、僕の人生において大きな事件でした。日常と非日常に境はない、だからこそ夢は実現するんだということを、南国のジャングルの現場にて学べたのです。
アラリ監督、そして小野田少尉、素敵な現実をありがとう!