お笑い、俳優、歌手、作家など多方面で才能を発揮する異色タレント・板尾創路が、監督、脚本、主演の3役をつとめた話題作『板尾創路の脱獄王』。釜山国際映画祭をはじめ海外でも高い評価を受けているこの作品の舞台挨拶つき試写会が、1月11日に渋谷シアターTSUTAYAで行われ、板尾監督とキャストの國村隼、木下ほうか、木村祐一が登壇した。
昭和初期を舞台に、微罪を繰り返し、刑務所に収監されては脱獄を繰り返す男の姿を描いた作品。製作の意図について板尾監督は「刑事もの、カンフーアクションなどのアイデアはあったが、行き着いたのは“脱獄”でした。スティーヴ・マックイーンの『大脱走』や『パピヨン』など、脱獄映画がきっかけで映画好きになったので。脱獄ものにはエンターテインメントが詰まっていると思い、このテーマを選びました。玄人受けしているみたいだけど、難しい話じゃないので、みんなに見てもらいたい」と挨拶。
木村は、“板尾創路の”と付いたタイトルについて「“『タイタニック』のジェームズ・キャメロン”て言うみたいに、“『板尾創路の脱獄王』の板尾創路”って紹介されるとクドいなぁ」と笑い、「今のタイミングで(名前を)付けなくても、後世で“板尾創路の”と名前の付いたタイトルになると思った」と、後世に残る名作であることを示唆していた。
また、板尾監督の演出については、「堂々としてジャッジが早く、撮影がとてもスムーズだった」と國村。映画『ニセ札』で監督経験のある木村も、「板尾さんの現場なので、行けばいいんだという安心感があった」と、才能を誉め称えていた。
この日は成人式ということで、その後、登壇者たちは新成人と一緒に鏡割りをして映画のヒットを祈願。新成人へのアドバイスを求められると、「節目節目が大事。初めての節目の年を迎えたことを自覚し、大切に過ごしてください」と國村。木村も「色んなものを吸収してください!」とまっとうなアドバイス。だが板尾は、「20歳のときの記憶はあまりないけど、40になって初めて成人、くらいに思ってるから」と話してから、登壇した新成人の女の子に「いい男を見つけてね。ヘンな男はいっぱいいるから」と、恋愛面でのアドバイスを贈っていた。
『板尾創路の脱獄王』は1月16日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開される。
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