構想10年、撮影期間4年、総制作費70億円を費やして完成したネイチャードキュメンタリー『オーシャンズ』。『WATARIDORI』で鳥たちの姿をとらえたジャック・ペランとジャック・クルーゾー監督が、今度は海の生き物たちにスポットを当て、完成させた感動作だ。1月12日、この映画の日本語版完成披露試写会がTOHOシネマズ 六本木ヒルズで開かれ、宮沢りえと平原綾香、藤澤ノリマサが舞台挨拶を行った。
[動画]『オーシャンズ』日本語版 完成披露試写会/宮沢りえ、平原綾香、藤澤ノリマサ
まずは日本語版テーマソングを担当した平原と藤澤の歌でスタート。「Sailing my life」はベートーベンの「悲愴」を元にした曲で、「海の穏やかで力強いイメージが、ベートーベンにぴったりだと思って選んだ」と藤澤。共にデュエットは初体験、観客の前で歌うのも初めてだったそうだが、息もぴったりの見事な歌に、観客たちは聞き惚れ、宮沢も「初めてとは思えないくらい2人の声が重なって、胸にズキズキ来ました。『感動の頂点にようこそ!』って言いたくなりました」と絶賛していた。
宮沢は日本語版のナレーションを担当したのだが、素晴らしい映像をなるべく邪魔しないようにしながらも、映画のメッセージを伝えるというバランスに気をつけながら収録していったと教えてくれた。
もし海の生物になるとしたら何になりたいかという質問には、「イルカです。音で会話するイルカは、まるで海のなかのミュージシャンみたいで憧れです」と平原。小さい頃、ずっとペンギンに似ていると言われていたという藤澤は、ペンギンになりたいとコメント。一方、宮沢は、「質問の答えとはちょっと違うのですが」と前置きしつつ「波」になりたいと回答。宮沢は、「映画を見ていたら、波も生き物たちの一部のような感じがして。時には激しく、時には穏やかで、色々な海に自由に行ける波になってみたいと思いました」と話していた。
昨年は結婚、出産と人生の一大事が続いた宮沢は、2009年を振り返り「私事ですが、出産を経験したり、今までにないことがスタートした、貴重な1年でした」。今年の抱負については、「母親になったことの反動なのかもしれませんが、仕事に対しては安定を求めず、挑戦し続ける躍動的な1年にしたい」と語っていた。
映画については、「まるで、自分も海のなかにいるような不思議な気持ちになる映画。今まで見たことのない素晴らしい作品です」と平原。宮沢は「自分が住んでいるこの地球という星には、まだまだこんなに素晴らしい、未知なる場所が残っているんだと感動しました。みなさんにも(感動が)伝わればいいなと思います」とその素晴らしさをアピールしていた。
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