鏡の向こうの不思議な世界を映像化した、鬼才テリー・ギリアム監督の最新作『Dr.パルナサスの鏡』。主演のヒース・レジャーが撮影中に急逝し、一時は完成も危ぶまれたが、友人であるジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが3人1役で代役をつとめるという奇策で切り抜け、驚愕のファンタジーが出来上がった。
1月23日より全国公開されるこの映画のジャパンプレミアが、14日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、来日中のテリー・ギリアム監督と主演女優のリリー・コールをはじめ、爆笑問題の太田光と田中裕二や西川史子らが出席、映画の見どころなどを語った。
[動画]『Dr.パルナサスの鏡』ジャパンプレミア/テリー・ギリアム監督、リリー・コール、爆笑問題
ギリアム監督はコールを伴って登場。コールは、プラダ、シャネル、エルメスなどトップブランドの広告に次々と出演してきた正真正銘のスーパーモデルで、この映画をきっかけに本格的に女優に転身した期待の若手だが、その足の長さには取材陣もビックリ! 爆笑問題の太田も「彼女の足の長さと田中の背と同じくらいです!」と驚嘆していた。
ギリアム監督の大ファンという太田は、憧れの人を前にノリノリ。一方、「モンティ・パイソン」のメンバーだったコメディセンスに優れた監督も、ファンの声援を受けて絶好調! 太田から監督への花束贈呈時には、頬ではなく、なんと唇でのキスを交わし、場内からはドヨメキが湧き起こっていた。
近々、映画監督デビューをする太田のために、司会者がギリアムに監督としてのアドバイスを求めると「監督志望の方は、最初に現場の掃除をするといい。太田さんも、僕の次作の現場で掃除してみては?」と提案。すると太田は、「彼はお笑い集団から出てきた芸人あがりだから、そういうことをしないといけなかったんだけど、オレはもうチョット上から」とオレ様発言! それを聞いてカチンときたのか監督は、「僕は真面目な映画監督なので、芸人さんと一緒にされたくないな」と応答するなど、激しい舌戦を繰り広げ、場内を爆笑の渦に巻き込んでいた。
またこの日は、キャストでもあるジョニー・デップからの手紙も披露された。「監督は私の大好きな友人であり、しかも天才なんです! 今夜は、彼の素晴らしい作品を見て、きっと驚かれることでしょう。(ヒースの死という)悲しい事情からこの映画に出演することになりましたが、プロジェクトの一部になれて本当に光栄です」という文面に、監督も感激した様子だった。
映画について監督は、「童心に戻って見てください。そして、僕を信じて、僕のイマジネーションの世界に足を踏み入れ、リラックスして見てください」。さらに、「期待値は下げてご覧ください」と笑顔で付け加えていた。
【関連記事】
・爆笑問題が『Dr.パルナサス』ヒット祈願!太田は淳・海老蔵主演作を監督!?
・死の悲しみは今も…。ヒース・レジャー元妻が失意の日々を激白
・危険な香りの男はモテる!? ジョニー・デップが来日会見で恋心の謎に言及!
・『Dr.パルナサスの鏡』作品紹介
・[動画]『Dr.パルナサスの鏡』予告編
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-
『型破りな教室』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2024.11.29 -
山口馬木也のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!/『侍タイムスリッパー』
応募締め切り: 2024.11.15