現在公開中の『ゴールデンスランバー』のヒットを受け、2月11日に渋東シネタワーで、主演の堺雅人が舞台挨拶を行った。
「みなさんの温かい心に支えられ、この映画もようやく少し羽ばたきはじめたような気がします」と挨拶した堺。司会が、この日訪れた観客たちに、これまで映画を何回見たのか質問したところ、2回見たという人の多さに、堺は「え! そんなに!?」と驚いた様子。最多は9回で、「驚きです」と話す一方、最多の女性に壇上からお礼を述べていた。
また来場者からの質問に答えるコーナーもあり、間近に迫ったバレンタインデーにちなみ「チョコレートにまつわるエピソードがあったら教えてください」という質問も! これには、「僕にとって2月14日は、ただ冬の寒い1日なので……」と堺。俳優業を始めるまでは、あまりバレンタインデーに縁がなかったと前置きしてから、「もともとチョコレートは好きなのですが、歳のせいか、食べるとほぼ100%の確率で吹き出物が出るようになってきたので、25歳を過ぎたあたりから食べないようにしています。チョコレートはとても好きなので残念なのですが」と教えてくれた。
さらに「もし世界が滅亡して、今日が最後の日だったら、何をして何が食べたい?」という質問には、「最後の晩餐は、冷蔵庫の余り物で1品作らないと」と回答。冷蔵庫をキレイにしてから死にたいのだとか。また「滅亡する最後の日は、やっぱり掃除かな。掃除してから死にたいですね」とキレイ好きならではのコメントをしていた。
この日は、来場者から「がんばったエピソード」を募り、優勝者には堺のサイン入り金メダルを贈るという演出も。堺は、大変な思いをして親不知を3本立て続けに抜いた女性のエピソードを選出。「ボクも(親不知を)抜けって言われてるんですけど、コワくて抜けなくて」と苦笑いしていた。
本作は2月11日(現地時間)から開催されるベルリン国際映画祭のパノラマ部門に選出され、19日に公式上映される予定。今回、初めて同映画祭に出席する堺は、「寒いんだろうな〜。すっごく寒いと聞いているので、今、上着を探しています」と感想を。実感がまったく湧かないそうで、「寒さ対策と、ベルリンで何を食べようか、そればかり考えています」と話し、さらには「向こうの映画の関係者と話せたら」と抱負も語っていた。
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