ジャマイカの首都キングストンで2月24日〜27日まで開催されたレゲエ映画の祭典「Reggae Film Festival 2010」。この映画祭で、日本の石井志津男監督作『Ruffn’ Tuff(ラフン・タフ)』がインターナショナル・ドキュメンタリー部門で「Jamaica Film Academy Honour Award(ジャマイカ・フィルム・アカデミー名誉賞)」に輝いた。
同映画祭は2008年にジャマイカ政府文化省と民間セクターにより初開催され、本年度もジャマイカ・フィルム・アカデミー主催によってヒルトンホテルを会場に行なわれた。『Ruffn’ Tuff』は、この映画祭に正式招待され、出演者でもあるレゲエ黎明期の名ギタリスト、故リン・テイト(Lynn Taitt)への追悼の意もあり、オープニングの日に特別上映された。
監督の石井は(株)OVERHEAT MUSIC 代表として25年以上に渡りストリートミュージックを紹介するフリーペーパー月刊誌「RIDDIM(リディム)」を発行するなど、日本におけるレゲエシーンの礎を築いてきたパイオニア。本作は、2006年に日本国内で公開された後、音楽ファンや映画ファンらからレゲエの源流に迫る奇跡のドキュメンタリーと絶賛され、2009年にはサクラメント国際映画祭の招待作品となったほか、ラスベガス国際映画祭でも賞に輝くなど、国際的にも認知されてきた。
なお、授賞式が行われたのは、現地時間2月27日だが、本人の2月28日付けブログによると「実は授賞式に遅れてしまい授賞式は終わっていました」とのこと。帰国はサンフランシスコに立ち寄り、3月5日になるという。
【関連記事】
・石井志津男監督のブログ。2月28日には「受賞しました!!」というタイトルで本人が執筆。
・DVD『Ruffn’ Tuff』の作品紹介
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