『ギャング・オブ・ニューヨーク』『アビエイター』『ディパーテッド』という秀作を世に送り出してきたマーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオ。この名コンビが組んだ4本目となる作品が、精神を病んだ凶悪犯だけを収容する孤島を舞台にしたサスペンスミステリー『シャッターアイランド』だ。この映画のプロモーションのため、主演のディカプリオが来日、3月11日に東京ミッドタウンホールで記者会見を行った。
[動画]『シャッター アイランド』記者会見/ディカプリオがネズミの大群と共演!?
ムービーカメラ40台、130人のカメラマンに230人の記者がつめかけたこの日の会見。会場の真ん中に設けられた、孤島をイメージした舞台に姿を現したディカプリオは、前後左右をマスコミ陣に囲まれた席に座らされ、きちんと質問に答えないと帰れませんよという司会者の言葉に、「わかりました、大丈夫」とニッコリ。
4度目となるスコセッシ監督とのコラボレーション。ディカプリオは「監督は本当に素晴らしい映画人」と誉め称え、「映画を作るたびに新境地を切り開き、関わる人すべてを意欲的にさせてくれる」とコメント。俳優の演技に合わせながら、作品を進化させていく手法が卓越していているとも話していた。
孤島が舞台ということで、孤島で女性と2人きりになったらどうするかという質問には、「ほかのみんなと同じように行動するよ」と曖昧な回答。では、孤島にたった1つだけ持っていけるとしたら何を持っていくかという質問には、水や食料や電気があるのかと確認したうえで、「テレビを持っていきます」。テレビ好きなのねと思いきや、環境保護問題で精力的に活動するなど社会派の側面をもつ彼は「世界で何が起こっているか、知りたいからね」と、テレビを持っていきたい理由を語った。
撮影で大変だったのはハリケーンにおそわれたシーンで、「(人工的に作った)雨と風がものすごくて、相手のセリフがまったく聞こえないので、パントマイムをしているような気分でした」と苦笑い。だが、完成した映画では、きちんと会話が成立していたそうで、「映画のマジックですよね」と感動した様子だった。
映画については、「とても複雑な作品で、監督にはヒッチコック的な映画を作ろうという意図があった。けれど、中心を貫くのは1人の男が、過去やトラウマと対峙しながら真実を追い求めていく姿。監督はこの作品で、複雑な人間像を描くことに成功した。きっと彼にとってベストの作品になると思う」と自信ありげに語っていた。
『シャッターアイランド』は4月9日よりTOHOシネマズ スカラ座ほかにて全国拡大公開される。
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