コントラストと陰鬱な雰囲気…強烈な光と影の世界を表現
ロバート・パティンソンとウィレム・デフォーのW主演で話題のスリラー作品『ライトハウス』が7月9日に公開される。このたび、日本が誇るホラー漫画家・伊藤潤二による「映画『ライトハウス』あらすじ漫画」が劇場販売用パンフレット限定で掲載されることがわかった。
・ぬめぬめしたものがうなじを逆なで! 狂気に叫び出したくなるスリラー
今回の情報発表に合わせ、掲載される2ページのうちの冒頭部分が公開された。
伊藤は、1963年に岐阜で生まれる。楳図かずおに読んでもらいたい一心で新人漫画賞「楳図賞」に応募、投稿した「富江」で寡作を受賞して漫画家デビューを果たす。その後は、98年から「うずまき」の連載を開始するなど、数々の名作を生み出している。
『ライトハウス』については、白黒のコントラストと陰鬱な雰囲気が印象的だったという。そして今回漫画を描くにあたり、「上下関係がある中での歪なやり取りや、お互いの微妙な表情、そして何より、映画の画面を支配する強烈な光と影を再現したいと思いました」とコメントしている。
名優2人の演技が光る! 実話をベースのスリラー作品
本作品の舞台は、1890年代のニューイングランドの孤島。2人の灯台守が4週間にわたって、灯台と島の管理を行う仕事を任されることになる。しかし、ベテランのトーマス・ウェイクと若者イーフレイム・ウィンズローは、そりが合わずに初日から衝突。険悪な雰囲気の中、やってきた嵐のせいで2人は島に閉じ込められてしまう……。
この作品は1801年にイギリス・ウェールズで実際に起きた事件がベースとなっており、モノクロ映像や正方形に近い画角にこだわった絵作りで、アカデミー賞撮影賞にノミネートされた。また、緊迫感を煽る音響も評判を呼び、カンヌ国際映画祭監督週間でのプレミア上映を果たした。
『ライトハウス』は7月9日に公開される。
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