サイコな役だけど、普通の人間と変わりはない
愛する人を手に入れるためなら手段を選ばない、リカの純愛と狂気が暴走する映画『リカ~自称28歳の純愛モンスター~』が6月18日より全国公開中。ムビコレでは、怪演ぶりが早くも話題になっている主演の高岡早紀のインタビューを掲載中だ。
純粋すぎて怖すぎ!強烈役柄への共感と戸惑い語る『リカ〜自称28歳の純愛モンスター〜』高岡早紀インタビュー
ドラマ版『リカ』(19年)『リカ~リバース~』(21年)と、”純愛モンスター”を演じ続けてきた高岡自身は、リカという女性をどう理解しているのだろうか。初めて映画の脚本を読んだ時の感想を聞いてみると、「『リカが飛ぶ』って書いてあったんですよ(笑)。あれ?と思って。(中略)その後『壁を這う」と書いてあるんです。もともとドラマに出演させていただく時点で、かなり勇気がいる作品だったので、さらにリカが飛ぶとなってしまうと、どう理解していいのか全く分からなくなり、映画版『リカ』を受け入れるまでにはちょっと時間を要しました(笑)」
本作で描かれるリカの”モンスターぶり”は超人的で、それほど突き抜けたものなのだろう。「本当に怖いですよね、あんな女性がいたら。なかなかいないと思いますけど」と言いながらも、演じるにあたって高岡は「リカをもっとおどろおどろしく、見るからにサイコな人間に作り上げることもできたと思うんです。私が作り上げたリカはそういうことではなくて。もちろんサイコな役ですけれども、普通の人間と何ら変わりないというところ、あとは嘘がないというのを一番に考えていました」と語る。
また本作では、リカがこれほど愛や幸せな家庭に固執する原因となった、母親との関係性も描かれる。自身も母である高岡は、娘にドラマ版『リカ』を見せたことがあるそう。「この映画のチラシも冷蔵庫に貼ってあるので、知っています。『またママこんなのやってんの』って(笑)。ドラマはチラ見なんです。それが『雨宮リカ、28歳です』と言うせりふを聞いて、二度見していました。28歳? 何言っちゃってんの?みたいな(笑)」
劇中ではリカの母親・麗美も高岡が演じているが、自身も娘に対して、息子とは違う同性ならではの理想や完璧さを求めていることに気付いたんだとか。「(麗美の)『完璧じゃないと駄目なのよ』というせりふがあったんですが、今まさにそれを言おうとしちゃいました。いやだ、怖い(笑)」。高岡早紀のインタビュー全文はこちら。
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