3月23日(現地時間)にロサンゼルスで第1回グリーンプラネット・フィルム・アワードの授賞式が行われ、「2010年のアメリカ映画以外で最も期待される映画」に塚本晋也監督の『鉄男 THE BULLET MAN』が、「ハリウッドでも最も活躍しているアジア俳優」に真田広之が選出された。
授賞式に出席した塚本監督は、「この映画は流行の3DもCGもほとんど使っておらず、昔ながらのアナログの方法で撮影しました。『アバター』とは対極の映画ですが、見た人には、身体が受けるインパクトは同じだと言われます。また、上映時間は『アバター』の3分の1ですが、見た後の疲労度は、間違いなく3倍はある。どうか、みなさん、期待して体感してください」とコメント。
チョウ・ユンファ、ジェット・リー、チャン・ツィイーらそうそうたるスターをおさえて俳優賞を受賞した真田も出席し、「自分の功績が、後に続く若い人たちのためになればと思い、やってきました。この賞をもらって、今後10年がんばれます」とコメントした。
また、同式典では、今年で生誕100年をむかえる巨匠・黒澤明監督を讃える趣旨もあり、同日に行われた記者会見では、「ポスト・アキラ・クロサワ」であると紹介された塚本監督が、尊敬する黒澤監督と『七人の侍』への思いを語った。
『鉄男 THE BULLET MAN』は、4月22日より開催される第9回トライベッカ映画祭にも出品される。また、日本では5月22日より渋谷シネマライズほかにて公開予定。
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