西原理恵子の人気マンガを映画化した『パーマネント野ばら』の完成披露試写会が、3月25日に有楽町朝日ホールで開催され、キャストの菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴と吉田大八監督が舞台挨拶を行った。
[動画]『パーマネント野ばら』 完成披露/菅野美穂、小池栄子
8年ぶりの主演映画となった菅野は、フンワリした花柄の膝上丈のワンピースにナマ足という春らしい装いで登場。「去年の9月に1カ月たっぷり時間をかけて撮影した作品を、今日、披露することができて嬉しく思っています」と挨拶した。
ロケは、原作者・西原の故郷・高知で行われ、合宿状態だったという。「みんなでご飯を食べてコミュニケーションをとっていたのが、役作りにも役立った」と菅野。小池も「(高知の特産である)きびなごやカツオは、ほぼ毎日食べていました」と話すと、池脇も「みんなで食べに行ったカツオが美味しかった!分厚くて……」とうっとりした表情。小池が「塩ダレが美味しかった」と続けると、池脇も「そうそう!」と大きくうなづいていたが、菅野は「(塩ダレは)記憶にない……」と苦笑い。監督も「全然(食事に)呼ばれなかった。みんなでそんなに食べてたのか……」とくやしがっていた。
その後、西原が登場し、登壇者への花束贈呈が行われた。
「2回見て、2回泣いた」という西原は、映画の出来映えに満足した様子。「女優さんみんなに『ちんぽ』『ちんぽ』と何百回も言わしてしまって……。下品ですみませんでした」と恐縮する一方、「可愛くて下品で、頭が良くて頭が悪くて、いろんな面を持っている女の人の姿をそのまま描いてくれた」と喜んでいた。
西原は女優陣の演技も絶賛。中でも、池脇扮する男運の激しく悪い女が印象的だったようで、「池脇さんは、ムカついて殴られる女をすごく上手く演じていて」と思い出し笑いをこらえながら話していた。
最後に菅野は映画について、「パワーがあって、恋に真っ直ぐで、可愛くて可愛くなくて(笑)、たまに滑稽な女性たちがたくさん出てきます。楽しんでください」とアピールしていた。
『パーマネント野ばら』は5月22日より新宿ピカデリーほかにて公開される。
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