スティーブン・キングに影響を与えた原作者の新作映画、そのネタもとは奥さん!?

「運命のボタン 」早川書房刊/リチャード・マシスン(著) 、尾之上浩司(編)、伊藤典夫・尾之上浩司(訳)/ 発売中/定価:882円
「運命のボタン 」早川書房刊/リチャード・マシスン(著) 、尾之上浩司(編)、伊藤典夫・尾之上浩司(訳)/ 発売中/定価:882円
「運命のボタン 」早川書房刊/リチャード・マシスン(著) 、尾之上浩司(編)、伊藤典夫・尾之上浩司(訳)/ 発売中/定価:882円
リチャード・マシスン
『運命のボタン』
5月8日よりTOHOシネマズシネマズ みゆき座ほかにて全国公開
(C) 2009 MRC II DISTRIBUTION COMPANY, LP. ALL RIGHTS RESERVED

キャメロン・ディアス主演。「ボタンを押せば1億円をもらえるが、代わりに見知らぬ誰かが死ぬ」という究極の選択からはじまる異色サスペンス映画が『運命のボタン』だ。

『運命のボタン』作品紹介

原作者は、アメリカを代表する小説家・脚本家のリチャード・マシスン。スピルバーグの監督デビュー作『激突!』の脚本や、ウィル・スミス主演の大ヒット作『アイ・アム・レジェンド』の原作者としても知られ、スティーブン・キングが「最も影響を受けた」という伝説の作家である。

そのマシスンが1970年に発表した短編小説「Button, Button(原題)」が、本作の原作なのだが、実はそのアイデアは、彼の妻ががきっかけだったようだ。

当時、マシスンの妻は大学で心理学を受講しており、その授業で「世界平和に重大な貢献をするためだったら、ニューヨークのブロードウェイを裸で歩けますか?」という話が飛び出した。そこで「特別な目的のためなら、人間の尊厳を犠牲にできるか?」というテーマが浮かび、原作は誕生したという。

このたび、その「Button, Button」が初書籍化。同作含む短編集が「運命のボタン」として、ハヤカワ文庫から3月26日に発売された。また、映画『運命のボタン』は5月8日よりりTOHOシネマズ みゆき座ほかにて全国公開となる。

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