剣道の稽古で手にも足にも血マメ！成海璃子と北乃きいがW主演作で舞台挨拶

2010.04.04

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試写会に訪れた剣道少女たちに囲まれた登壇者。左からMiChi、成海璃子、北乃きい

左：撮影中はキツかったけれど楽しかったと語った成海璃子／中央：花粉症のため少々声がかすれ気味で「スミマセン」と謝っていた北乃きい／右：主題歌を披露したMiChi

今、最も注目されている作家・誉田哲也の人気小説を映画化した『武士道シックスティーン』。2人の剣道少女の友情と成長を描いたこの映画のプレミア試写会が4月4日にTOKYO FMホールで行われ、W主演の成海璃子と北乃きい、そして主題歌を歌うMiChiが登壇した。

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剣道一筋に生きてきたストイックな女子高生・磯山を演じた成海。これまで天才少女を演じることが多かった成海は、「磯山は普通の人間だと思いました」と語り、だからこそこの役をやりたいと思ったと打ち明けた。

一方、天才肌ながらも、勝つためではなく楽しむために剣道を続けてきたお気楽少女・西荻を演じた北乃は、「天真爛漫で表情がコミカルな役なので、いつもより動きを大きく演じるように気をつけました」と、役作りについて語った。

手にも足にも血マメができるほど剣道の稽古に励み、撮影に臨んだそうだが、「苦労は楽しいことなので、苦労とは思わなかった」と成海。膝を痛めて稽古できない時期があり焦ったそうで、「道場の外で泣きました」とも話していた。北乃も「（稽古を）苦労とは感じなかった」とコメント。「以前、ボクシングの映画で全力を出し切れずに後悔したことがあったので、今回はやれるだけやった。なので、悔いはないです」と爽やかな笑顔を浮かべていた。

この日はミニライブもあり、MiChiが主題歌「Together again」を披露。成海と北乃も舞台裏で聞き惚れていたという。MiChiは作詞も手がけていて「夢に向かって頑張っている時にはいろんな出会いがある。その人がいてくれたおかげで夢に辿り着けることが多いと思うのですが、そういう運命の出会いに感謝する気持ちを込めました」と、歌の世界観を説明した。

映画については、「ユーモアのセンスがツボにはまり、メチャクチャ面白かった。2人が演じる正反対のキャラを見比べて、自分はどちらだろうと思いながら見ていました」とMiChi。ちなみにMiChiは、成海が演じた磯山に近いという。また北乃は「剣道映画なんですけど、青春映画だと思っています。10代の人には、こういう友だち関係もあるのかと気づいてもらえると嬉しい。大人の人も、学生時代を懐かしみながら見てもらえると思います」とコメント。成海は「磯山が西荻と出会ってどう変わっていくのかを見てもらえれば」と見どころを語っていた。

『武士道シックスティーン』は4月24日よりテアトル新宿ほかにて全国公開される。