哀川翔主演で、一風変わったヒーロー映画として2004年に公開された『ゼブラーマン』。その続編となる『ゼブラーマン−ゼブラシティの逆襲−』が6年ぶりに誕生。4月5日にJCBホールで完成披露試写会が行われ、哀川のほか、仲里依紗、阿部力、井上正大、田中直樹(ココリコ)、ガダルカナル・タカ、宮藤官九郎(脚本)、三池崇史(監督)らが舞台挨拶に登壇した。
[動画]哀川翔、仲里依紗らが登壇。『ゼブラーマン2』舞台挨拶
開口一番、哀川は「やっと完成しました。前作『ゼブラーマン』から6年の月日が経ちましたが、いやいやいやいや、良いのができました」とコメント。「今日は思う存分笑って、楽しんでいただき、見終わったらみんなにメールしてください(笑)」と映画をアピール。ゼブラーマンの最強のライバル・ゼブラクイーンを、全身黒ずくめの衣装で演じた仲も「みなさんにお見せできる日が来て嬉しいです。真っ黒に染まって帰って下さい」と挨拶していた。
また仲は、悪役に歌にアクションにと、初めてづくしの今回の役について「身も心も全て出し尽くして、もう出すとこないんじゃないかというくらい出した」とコメント。これを受けた三池監督から「結論として(次は)スッポンポンになるしかない」と言われると、「モザイクをかけてもらえれば」とゼブラクイーンらしい大胆発言で返答し、会場を沸かせていた。
さらに、「ゼブラクイーンを演じるに当たって、この衣装とメイクがなかったら、できなかった」と、露出度の高いセクシー衣装があったからこそヒールに徹することができたと明かす仲は、「ホント、最強ですよね。布の面積が少なくて、毎回、網しかもらえなかった(笑)」と、衣装に使われている布地がいかに少なかったかを強調していた。
また、脚本の宮藤から、「前作の『ゼブラーマン』が2010年という設定で、続編が製作されたのが2010年。だから、次にやるとしたら2025年」という話も飛び出した。これに対し哀川は、「2025年だよ。15年後ですよ。幾つですか、俺?」と決めゼリフ「白黒つけてやる」を年寄り風に決め、笑いを誘う。が、一方で「2025年にどうなっているのか? 彼(宮藤)がどういう構想を練っているのか? ものすごく楽しみ」と、15年後の次回作にも意欲を見せていた。
『ゼブラーマン−ゼブラシティの逆襲−』は2025年が舞台。かつて東京と呼ばれた場所ゼブラシティは、警察官や権力者たちが、朝夕の5分間だけ無条件で民間人を撃ち殺していい「ゼブラタイム」が導入された暴力都市となっていた。そんなゼブラシティに君臨する知事の娘ゼブラクイーン(仲里依紗)とゼブラーマンが壮絶バトルを繰り広げるストーリーで、5月1日より丸の内TOEI 1ほかにて全国公開される。
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