『獄に咲く花』舞台挨拶で目黒祐樹、娘との初共演に緊張し父の面目丸つぶれ!?

2010.04.13

写真左から安倍晋三元首相夫人の安倍昭恵、前田倫良、近衛はな、目黒祐樹、音楽担当の加羽沢美濃

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吉田松陰の生涯ただ1度の恋を描いた映画『獄（ひとや）に咲く花』が4月10日に公開初日を迎え、有楽町スバル座にて出演者の近衛はな、前田倫良、目黒祐樹、さらに音楽を担当した加羽沢美濃が登壇、舞台挨拶を行った。

［動画］『獄に咲く花』前田倫良×近衛はなインタビュー
 『獄に咲く花』前田倫良×近衛はなインタビュー

主演の近衛は目黒の娘で、父とは初共演。そのことについて目黒は「平常心でいようと思ったけれど、妙に落ちつかなかった。娘は落ち着いているのに父は緊張ということで、父としての面目は丸つぶれだった」と撮影を振り返っていた。

一方、近衛は、今回が初主演。「こんなにも大きな役は初めてで、松陰先生が生涯でたった1人愛した女性ということで、撮影期間中は精一杯でした。父がソワソワしていることには全く気付かなかったぐらいです」と話し、笑いを誘っていた。

また、吉田松陰を演じた前田は「松陰先生は、私の地元でもある山口の偉大な人物。プレッシャーはあったが、あまりに尊敬の念が出すぎると、松陰先生との間に距離感が生まれてしまうので、（それを避け）人々に愛され、青春を駆け抜けた等身大の若者として演じ、みなさんが持っているイメージを壊して、新たな松陰像を表現できればと思いました」と役作りの苦労を語っていた。

この日は会場にサプライズゲストとして、本作に出演している神山繁も来場。さらに、吉田松陰の末裔や、山口県（長州藩）選出で、元内閣総理大臣・安倍晋三の夫人である安倍昭恵も花束を持って駆けつけるなど、豪華な舞台挨拶となった。

最後に近衛は「去年の夏に撮影をし、やっと今日、全国で公開させていただくことになりました。ご覧いただいて、心の中に何か残ったことがあれば、ご家族や友人にお伝えいただき、2度3度とご覧いただきたいです」と映画をアピールしていた。

『獄（ひとや）に咲く花』は有楽町スバル座ほかにて全国公開中。