深夜ドラマとしてスタートしたにもかかわらず、平均15.4%という高視聴率を記録した『SP』シリーズが遂に映画化! 4月19日に帝国ホテルで製作報告記者会見が行われ、シャープなSPの衣装に身を包んだ岡田准一、堤真一、真木よう子、松尾論、神尾佑らキャストとプロデューサーの亀山千広、VFXスーパーバイザーのロバート・スコタックが登壇した。
この日はまず、映画が2部構成となることを発表。前編『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』は10月30日から、後編『革命篇』は来春に公開される予定だ。作品はまだ完成していないが、亀山は「前編はまずアクション。謎が謎を呼ぶ。後編はじっくりと謎を解決するストーリーになっている」と説明。「もちろん、前編、後編共に、単独でも面白い作品になっています」とアピールしていた。
この日は特報も上映され、息つく間もないアクションシーンの連続が印象的だったが、岡田は、「日本でここまでやっている映画はなかなかない。これまでになかったことをやろうというのが始まりで、限界まで挑戦しようとやってきました」と感慨深げにコメント。
撮影に8カ月を費やした力作で、岡田はスタントなしでの撮影にも挑戦。さらに、「僕はアクション打ち合わせの段階から参加していたので、全部で10カ月くらい関わり、殺陣(たて)を考えるなどしました」とも明かした。また真木もアクションに挑戦しているが、「初めはすごく大変でした。まさかここまでやるとは思っていなかったので、最初の段階では相当焦りました」と振り返っていた。
テレビシリーズでは岡田扮する主人公と、堤扮するその上司の対立で幕を閉じたが、映画ではその溝がさらに深まるという。現場でも、岡田と緊張関係にあったのかと聞かれた堤は「仲は悪くないですよ」と言いつつも、撮影中に無視された話を披露。「岡田君は僕を完全に無視してましたよ。僕が現場に入っても、挨拶もなく帰っちゃった。避けられてるのかな」と話すと、岡田は「尊敬してます。大好きです。あの時は、たまたま(現場に)入られていることを知らなくて……。すみません」とあわててフォロー。だが堤は、「目の上のたんこぶみたいなものですよね(笑)。明らかに避けられていて、ショックだったんです」と傷心ぶりをアピール。必死に否定する岡田を、ニヤニヤしながらからかっていた。
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