『アバター』や『アリス・イン・ワンダーランド』が大ヒット、4月21日にはパナソニックが国内初の3Dテレビを発売するなど、世はまさに3Dブーム真っ盛りといった状況だが、今度は、巨大な3D看板が銀座にお目見えすることとなった。
26日から有楽町マリオンビルの壁面に飾られるのは、5月8日公開の『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』の3D看板。それに先駆け、23日に六本木のテレビ朝日で看板のお披露目イベントが執り行われた。
イベントには映画に主演する仲間由紀恵と阿部寛も登壇。仲間は「映画公開に先立ち、3D看板のお披露目ということで、『アバター』に次いで、日本で初めて3Dに近づいた作品と言っていいですよね(笑)」と挨拶する一方で、「映画は3Dではありません」と注意をうながしていた。阿部は「トリックが3Dになると聞いて、最初は意味が分からなかったのですが」と苦笑いしつつ、「かなりスゴいらしいので、楽しみにしています」と期待している様子だった。
深夜ドラマから始まったこの『トリック』シリーズ。今年で10周年となるが、まずは作品について語ってもらおうと、司会から「『トリック』の魅力は何?」という質問が。仲間は「私たち自身もハマってしまっていて、クセになる麻薬のようなものがある作品なのかなと思います」と推察していた。
また、この日はドラマ撮影中の阿部の失敗エピソードも明らかに。いつも通り真夜中まで続いた撮影が終わり、みんなが寝静まったホテルに戻った阿部は、部屋の乾燥を改善すべく熱湯シャワーの湯気で湿度を上げようとしたそうだが、警報機が反応し、ホテル中に警報ベルが鳴り響いてしまったという。阿部は、「1時間、鳴り止みませんでした。もう時効ですけど」と苦笑いしていた。
その後、巨大3D看板の除幕式が行われ、仲間と阿部も赤と青の3Dメガネをかけて看板を鑑賞。飛び出る自分たちを見上げ、「スゴイ、スゴイ」と感心した様子。仲間は「横に動くと、手も動いて見える! コレはスゴイですよ。『アバター』にだいぶ近づけましたね」と喜びの声を上げていた。
なお、この看板を3Dで楽しむためには3Dメガネが必要で、メガネは有楽町マリオンの前にある有楽町ニュートーキョービルの前で配られるそうだ。
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