50歳を目前に一流企業を辞め、子どもの頃の夢である電車の運転士になる決意をした男と、彼の家族の姿を綴った感動作『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 』。この映画が5月29日に初日を迎え、丸の内ピカデリー1にて舞台挨拶が行われ、中井貴一、高島礼子、本仮屋ユイカ、三浦貴大、甲本雅裕のキャスト5人と、錦織良成監督、製作総指揮の阿部秀司が登壇した。
中井は、「意外と(初日舞台挨拶の)前日は眠れなかったりするんです。しかし私、昨日アメリカから戻ってまいりまして、時差があったのか、ぐっすり寝ました」と挨拶。観客を笑わすと、「いつものことですが、まだ映画を見ていません。映画が公開されてから、自分でお金を払って、映画館に足を運ぶのが常なんですが、やっと自分で映画が見られる日が来たなと、感慨深く思っています」と感無量の様子。
中井の娘役を演じた本仮屋は「みなさんの力強い拍手を聞いて、胸がいっぱいになっちゃって、本当に幸せです」と、やや涙目になり挨拶していた。
この日は、登壇者全員が家族への思いを駅の伝言板をイメージしたボードに書くという企画も行われた。製作総指揮の阿部の伝言は「10時には帰るから」。意味を聞かれると、「読んだとおり、10時には帰るからって」と答える阿部。これに「家族への思いですよ!?」と異を唱えたのが中井。だが、阿部も「伝言板ですから」と言い返していた。その後、中井の番となり「心の目を大切に」という伝言が披露された。これに「カッコイイ」と言われた中井は、再び阿部の伝言話に戻り、「だって、どう考えたって、10時に帰るからは、家族に対する思いじゃないでしょう」と熱く訴えていた。
その後、囲み取材も行われ、三浦友和と百恵を両親にもつ三浦に質問が集中。本作が銀幕デビューとなる感想を聞かれると「緊張9割、楽しみが1割くらいでした」と不安だったことを明かし、「でも、今日、お客さんの前に立たせていただいて、今は本当にこれからもたくさんの人に、この作品を見てもらえればいいなっていう気持ちです」と心境に変化があったことを話していた。
これに対し中井は「今1番驚いているのは、(三浦)貴大がちゃんと喋れるようになったこと。1年前と比べると、本当に立派になったなと思って胸がいっぱいです」と撮影時を振り返る。
さらに、中井は自分のデビュー時を思い返し、「僕が彼(三浦)に唯一言ったのは、僕がデビューしたときに先輩から言われた、『絶対にデビュー作を抜ける作品は出てこない』ということ。仕事を始めて30年になりますが、その通りで、芝居がうまくなっても、何も考えずに純粋にカメラの前に立つということは、デビュー作以外できない。そういう意味で、デビュー作を超える作品は出てこないという痛感したので」と、実体験を踏まえて三浦へ、熱いメッセージを贈っていた。
『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 』は丸の内ピカデリーほかにて全国公開中。
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