速報・グランドオープン! 暮らしのエンターテイメントパーク「ランド オブ マスターウォール 横浜」の全貌
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家具だけじゃない! インテリアから住宅まで“まるっと”提案
コロナ禍の巣ごもり需要でインテリアを見直す人が増えている。PinterestやInstagramなどネット上で好みの写真を探るも、「果たしてコレはウチに合うのだろうか?」「どう組み合わせたらいいのかわからない…」といった疑問や不安はむしろ大きくなるばかりだ。もし「やっぱり現物を見にショールームに行きたい!」と思い立ったら、AKASEが7月16日にグランドオープンする「Land of masterwal(ランド オブ マスターウォール)横浜」にぜひ足を運んで欲しい。
・リビングシアターに無垢のウォールナットはいかが? 身の丈で導入するならPicchioシリーズ
「Land of masterwal 横浜」のキャッチフレーズは、「生活や暮らしに関わる全てのモノとコトを体験・経験・発見できる空間を提案する、暮らしのエンターテイメントパーク」。直営店では最大となる138坪のフロアには、マスターウォールの主力商品の外、コーディネートされた照明やカーテンなどはもちろん、キッチンや新築・リフォーム相談まで受け付けるコーナーもあり、確かにインテリアショップの範疇を超えるものだ。
「Land of Masterwalの全貌をプレスビューの会場写真で一気見!
住宅事業「JUGU」本格展開
マスターウォールが60周年を迎えて立ち上げた新築・リフォーム事業は「JUGU(ジューグ)」と呼ばれ、ショールームを入って突き当たりの板張りされた小上がりに応談のためのサロンが用意されている。
また、モデルハウスも、岡山の「JUGU COMO」に続き、9月に横浜に「Solden(ソルデン)」が竣工予定だ。
サロンの壁に掲げられた「建築業許可証」と共に、マスターウォールの代名詞でもある無垢のウォールナットをふんだんに使い、重厚感あるクォーツストーン天板と組み合わせたオリジナルキッチン「BARE Kitchen」も設置。間取りと用途に合わせてオーダーメイドできるのが魅力だ。
新ブランド「Les Formes」
今回初展示されたのは、ムビコレでも5月にお知らせした新ブランドの「Les Formes(レ・フォルメ)」。フランス語のforme(形)と英語のfor me(私のため)を掛け合わせたその名の通り、ライフステージの変化に合わせ、常に“私らしさ”を表現するようにと佐々木章行がデザインした。軽快なフォルムとカラリングが従来のマスターウォールの裾野を広げてくれそう。
このシーンでも、「LOBELIE(ロベリ)」のシルバーブルーのソファに、楕円形の「SUREAU(シュロ)」リビングテーブルの天板に用いられたリノリウムのペールトーンがマッチ。ほんのりとしたあたたかみを伝えている。
・新しい生活様式に対応! 無垢とスチールレッグの新シリーズ「レ・フォルメ」
「GERVASONI」取り扱い開始
そして最大の驚きは、イタリアのラグジュアリーブランド「GERVASONI(ジェルバゾーニ)」の一般向け取り扱いの開始と展示だ。
小林幹也デザインのダイニングテーブル「UT3」を、ソファ「GHOST(ゴースト)」 、「LOLL(ロル)」に ペンダントランプ「BRASS(ブラス)」が囲むシーンのほか、ジェルバゾーニを知る人ならそれとわかるパオラ・ラヴォーネ作の「GRAY(グレイ)」シリーズを展示。しかも、ピアセンティーナ石の脚部と、マスターウォールのウォールナット天板を組み合わせたコラボモデルだ。
ジェルバゾーニ側も、このようにフラットな美しい天板を求めていたといい、マスターウォールの素材を扱う技術と匠の技がイタリアのトップにも認められた証左といえる。
これからの日本を背負う若手日本人デザイナー小林幹也とタッグ
7月9日に開催されたトークセッションでは、マスターウォール「YU(ユウ)」シリーズを手がけるデザイナーの小林幹也が登壇。マスターウォールでの取り組みと思いについて語った。
小林はマスターウォールでデザインを手がけるにあたり、長年築き上げられてきた伊藤浩平の「ウォールナットの良さを生かした質実剛健な世界観」を大切に、それと違和感が生じない程度の“柔らかさ”、“軽さ”、“異素材との組み合わせ”といった要素を注入する試みを行ったのだと狙いを説明する。
「マスターウォールさんがちょうど椅子の生産量を増やしていこうというタイミングと合致しました。手すりなど難しい部分も、ゼロから作れる技術力は素晴らしい」と、タッグを組んでの感想を述べた。
ただ小林は、その柔らかい物腰とは裏腹に、製造メーカーに難易度が高いことを要求、椅子であれば座り心地をひじょうに吟味する。椅子の巨匠である島崎信譲りの小林が「背もたれの角度が1度違うとわかる体になっちゃったんですよ」と言うのも、決して大げさではない。
こうして小林がこれまでに開発した「YU」シリーズの椅子は、どれも座り心地に優れるが、トークセッションでは、中でも人気が高いスタッキング可能な「UC2」について話が及んだ。
「UC2」のデザインの狙いについて小林は、「スタッキングできる椅子というと、オフィス用によく見られる通り、金具が内側に入るなど機能性がデザインに現れてしまっていることが多いのに対し、4脚までスタッキングできるハンス・J・ウェグナーがデザインしたカール・ハンセン&サンのCH20は、一脚で存在していてもそれと感じさせません。そんな椅子を作りたかった」と話す。
また小林は、便利なちょい肘(ハーフアーム)も、肘が落ちにくいよう少しだけ前方がせり上がったデザインにしたと隠れたポイントを明かした。
マスターウォールの原点「ワイルドウッド」
ところで、家具の王様といえば何はともあれ椅子だが、小林の興味の対象はそれにとどまらない。家具には2種類あって、椅子のように人に近いものと、テーブルやキャビネットのように空間そのものを占めるものに分ける必要があり、後者をひじょうに重視する。
椅子は動かすものである上に、丸みを帯びた曲線でのみ構成される人間の体に寄り添うようデザインされるべきなのに対し、テーブルはその場に置いて動かさないものだから空間イメージを持つことが必要。いわば、「テーブルがデザインを決める」というのだ。
そこで、丸みを帯びたシリーズである「YU」においても、テーブルは空間を水平方向にスパッとナイフで切り裂くような直線を描く。それは、脚部に丸みを持たせてはいるが、フラットな天板に金物の脚を組み合わせたマスターウォールの定番商品「WILDWOOD(ワイルドウッド)DINING TABLE」へのリスペクトでもある。
折しも”ウッドショック”で木材の入手も困難になっているが、限られた良質な原料と職人の技を将来有望な日本人デザイナーとともに育むマスターウォール。その取り組みを「Land of masterwal 横浜」に足を運んで全身で体感してみてほしい。(文:fy7d)
[Land of masterwal 横浜]
神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央6−1サウスウッド2F
TEL:045-530-9425
営業時間:11:30〜19:00(時短営業)
定休日:不定休(年末年始・臨時休業あり)
アクセス:横浜市営地下鉄「センター南駅」より徒歩1分、商業施設「サウスウッド」2階
駐車場:提携駐車場あり(タイムズキーサウス駐車場 横浜市都筑区茅ケ崎中央14)
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