アントニオ猪木主演の話題作『ACACIA‐アカシア‐』が6月12日に初日を迎え、角川シネマ新宿に猪木、林凌雅(子役)、辻仁成監督が登壇。舞台挨拶を行った。
『ACACIA‐アカシア‐』 初日舞台挨拶/アントニオ猪木、辻仁成監督ほか
今年、デビュー50周年となる猪木、この日はいつも通り「元気ですか〜」というかけ声でスタートするも、いきなりマイクが入っていないハプニングに見舞われた。マイクを交換すると「もう1回言いましょうか」と言うや否や、今度は「元気ですか〜!」と気合いの入った声が響き渡る。だが、その直後、「毎回同じ挨拶で、俺も飽きてきたな」とついつい本音を漏らしていた。
さらに「まだ本人が見てないっていうのが面白いでしょう」と爆弾発言も飛び出した。「本当に見ていないんですよ、今日初めて言ってしまいますが」と明かす猪木。これに衝撃を受けたのが辻監督で、「何で見てくれないんですか」と問いかけると、猪木は「(見るのが)恥ずかしい」と答え、「何となくわかる気がしますけど」と辻監督も、まずは理解を示す。
だが、辻監督はやはり完全には納得できなかったのか、「衝撃的でしたよ、見ていないというのが。2年も経ってるし、絶対、どこかで見ていただけていると思っていましたが、今日は胸が少し痛いような気がします」と心境を吐露。一方で、「すごく真剣に毎回現場に入られていたし、泣くシーンも1回しか撮っておらず、そのまま(持っている力)全部を出してもらえた」と俳優・猪木を高評価。「簡単には見てもらえないだろうなとも思っていたので、こういうこともあり得るのかな」と、最後は猪木に歩み寄っていた。
また、司会からこの映画に出てくれとオファーされたときにどう思ったかと尋ねられた猪木は、「受ける方も非常識だし、頼む方も非常識」と笑わすと、「でも、1回は挑戦させてもらってもいいかなと思い引き受けた」と決断の理由を語っていた。演技そのものに対しては、「裸にならないとできない」と、格好を付けていては伝わらないことを口にすると、横から辻監督が「僕は脱がせるのは上手いんです」と突っ込んでいた。
撮影中、共演シーンも多かった子役の林は「撮影の合間にケーキ屋さんに連れて行ってもらったり、ダジャレを教えてもらいました」と猪木との時間を説明。どんなダジャレだったかを聞かれると、「アリが10匹でアリガトウとか」と、それが超古典的なダジャレだったことを告白。これには司会者も笑ってしまい、辻監督も脇で「参ったね」と苦笑いをしていた。最後は、猪木お決まりの「1、2、3、ダー!!」で締めくくっていた。
『ACACIA‐アカシア‐』は角川シネマ新宿ほかにて全国順次公開中。
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