23年前にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で大ヒットした傑作サバイバルアクションを、新たによみがえらせた『プレデターズ』。6月23日、この映画のイベントが格闘技会場の新宿フェイスで行われ、元横綱・朝青龍が登壇した。
『プレデターズ』の“宣伝横綱”に就任した朝青龍は、残忍な最強戦士・プレデターのコスプレ姿で登場。衣装は朝青龍のために約1ヵ月かけて作ったもので、着心地は悪くないそうだが、暑いのか、登場するなり汗びっしょり。イベント中に何度か、司会者にタオルで汗を拭き取ってもらっていた。
シュワちゃん版の映画が大好きだったという朝青龍。するどい爪を見ながら「この爪は、子どもの頃からの夢」と嬉しそう。シュワちゃん版の『プレデター』については「大好きでした。悪役なんですけど、人間のできないことが何でもできるから」と語った。
今後、もしハリウッドから映画出演のオファーがあったらどうするかという質問には、「興味しんしん。若い頃の映像を残したいですね」と回答。以前、父親がモンゴルの映画に出演したことがあるそうで「格好良かった」と褒め、「(自分も)チャレンジしたいですね」と意欲を見せた。
この日は、現在開催中のサッカー・ワールドカップの話題も。3年前、体調不良で休場中にモンゴルでサッカーをしていたことが問題となり、処分を受けたこともある朝青龍が、苦笑いしながら「いろいろありましたけど」と言うと、場内から笑い声が。サッカーが大好きだという朝青龍は「子どもと見ていると仕事を忘れちゃう」ともと話していた。ちなみに、どのチームが“最強”と思うかという質問には、「日本を応援しているんですが」と前置きしつつ「アルゼンチンが一番いいかな」。24日に行われる日本×デンマーク戦については、「厳しいことを言われてきましたが」と日本代表を気づかい、「ぜひ勝ってほしい。あるもの全てを出し切れればいいなと思います。負けたら終わりですからね。岡田監督にもエールを送りたい」と話していた。
その後、プレデターの武器を使っての傭兵捕獲パフォーマンスも披露。すると朝青龍は、捕獲する相手に新聞記者を指名。いろいろと書かれた恨みを晴らそうとしたようだが、安全上の問題でスタッフが捕獲されることに。ネットランチャーで見事敵を捕獲した朝青龍だったが、「大丈夫ですか?」と敵をしきりに気づかい、優しい一面をうかがわせていた。
日米同時公開の本作。映画はまだ編集中で朝青龍も見ていないそうだが、最後の挨拶では「最高の映画だと聞いたので、ぜひ見てください!」と熱くアピールしていた。
『プレデターズ』は7月10日よりTOHOシネマズ有楽座ほかにて全国拡大公開される。
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