柄本佑の喜劇人っぷりが魅力! どこか憎めない不倫夫を好演
黒木華と柄本佑が夫婦役でW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』が9月10日に公開される。このたび、漫画家・佐和子(黒木)の夫・俊夫を演じる柄本の場面写真が公開された。
・奈緒、不倫バレバレでも満面の笑み「面白い! コレはイケますよ」
公開されたのは、俊夫が自動車教習所で旗に隠れながら妻・佐和子を見つめる場面写真ほか、スマホのカメラ越しに佐和子を探す姿、佐和子からの連絡に慌てて階段を降りてくる姿など、いずれも佐和子の策略に動揺を隠せない不倫夫のコミカルな表情を捉えたカットだ。
俊夫は、自身が佐和子の担当編集者・千佳(奈緒)と不倫をしておきながら、佐和子が描いた現実そっくりの不倫漫画を読んで佐和子の不倫を疑う。そしてついには佐和子の不倫相手を確認しようと佐和子の通う自動車教習所に乗り込んでしまう。
しかし、いざ佐和子の様子を前にすると声もかけられず旗に隠れたり、スマホのカメラで佐和子の乗る教習車を探す姿は、情けなくもどこか可愛らしい。家で佐和子を待ち、電話が鳴ると慌てて降りてくるのもどこか憎めない。
堀江貴大監督は俊夫について、「苦しめば苦しむほど滑稽な雰囲気になって欲しいと思っていました。本人的にはシリアスな状況になっているのに、傍から見るとその姿が面白みがあるように見せたい、と撮影前に柄本さんと話しました」と明かす。
こうした俊夫の存在は、あっけらかんとした俊夫の不倫相手・千佳とともに、不倫モノにしてはコミカルな印象を与えている要因のひとつだ。
恐怖と嫉妬に怯える柄本佑と堂々たる2人の女性の対比が愉快
本作品は、オリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018」の準グランプリ作品の映画化。
結婚5年目の夏を迎えた漫画家の佐和子は、新作のテーマに「不倫」を選択。 佐和子の担当編集者・千佳と不倫をしていた俊夫は、そこに自分たちとよく似た夫婦の姿が描かれていることから、「もしかしたらバレたかもしれない」と精神的に追い詰められていく。やがて漫画は、佐和子と自動車教習所の若い先生(金子大地)の淡い恋へ急展開。この漫画は、創作? 妄想? 復讐!? 恐怖と嫉妬に怯える俊夫は、現実と漫画中の世界の境界が曖昧になっていく……。
『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日に公開される。
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