『ホロコーストの罪人』の舞台・ベルグ収容所を描いた過酷映像
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ユダヤ人に過酷な強制労働を強いるホロコーストを巡る実話
ホロコーストにノルウェー警察・市民らが加担していたノルウェー最大の罪を描いた衝撃の実話『ホロコーストの罪人』(原題:Den største forbrytelsen/英題:Betrayed)が、8月27日より全国で公開される。
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この度、ユダヤ人男性のみ集められ、過酷な強制労働を強いられるベルグ収容所を描いた本編映像の一部が公開された。
ノルウェー系ユダヤ人たちをベルグ収容所に連行して強制労働を監視し、アウシュヴィッツ行きのドナウ号が待つオスロの港に強制移送したのは同じノルウェー人であり、その結果、ドナウ号に乗船したノルウェー系ユダヤ人の多くがアウシュヴィッツでホロコーストの犠牲者となった。なぜユダヤ人一家、ブラウデ家の幸せは奪われなければならなかったのか……。
遠い出来事のように思える歴史的悲劇を、平凡なブラウデ一家を通して描くことで今を生きる人々にも身近な恐ろしさとして訴えかける、感情を大きく揺さぶる壮大なドラマだ。
『獣は月夜に夢を見る』(14年)のヤーコブ・オフテブロ、『ソフィーの世界』(99年)のシルエ・ストルスティン、『ミレニアム』シリーズのミカリス・コウトソグイアナキスなどが出演。監督は、『HARAJUKU』(18年)で国内外の高い評価を得たエイリーク・スヴェンソンだ。
埋められそうになる弟を助けた兄が連れていかれた場所とは…
1942年10月26日の朝、ブラウデ家の父と3人の息子は、他のユダヤ人男性たちと共にベルグ収容所に集められ、強制労働を強いられていた。
「走れと言ったら走るんだ」と監視官に脅され、寒空の中、ただひたすら走らされる。「休むな、ジャンプだ」と言われると、ひたすらジャンプ、そしてまた走らされる……。そんな嫌がらせのような扱いに三男のハリーは不満を募らせていた。
次男のチャールズはハリーを促し、ほふく前進をするため泥だらけの溝に入るが、不満だったハリーは出遅れてしまう。監視官に何度も足蹴にされるハリーを、心配そうに振り返るチャールズだが、「手を貸すな」と言われ躊躇する。
やがてハリーを埋めろと言われたユダヤ人男性たちは、戸惑いながらハリーに土をかけはじめるが、我慢できなくなったチャールズはハリーを助けてしまう。
苛立ち、拳銃を構える監視官だが、上司に止められ、ハリーは事なきを得るが、チャールズだけが呼び出され、監視官と共に歩き出す。
不安な表情のチャールズはいったい、どこへ連れていかれるのか…ベルグ収容所の実態が垣間見える映像だ(https://youtu.be/jZLi4GWnjsc)。
『ホロコーストの罪人』は、8月27日より全国で公開される。
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