世界中で大ヒットした、ナンセンスギャグてんこ盛りの笑えるホラー『ゾンビランド』。7月24日より公開となるこの映画のイベントが、17日にスペースFS汐留で開催された。
最近、あまりパッとしないゾンビ映画を盛り上げるべく、<脳涼!SAVE THE ZOMBIE DAY>と銘打たれたこの日のイベント。会場には、ゾンビ映画ファン100人が凝ったゾンビメイクで訪れ、異様な雰囲気に包まれていた。そんななか登場したのがゲストのいとうせいこう、鈴木亜美、そしてゾンビゲーム「DEAD RISING 2」のプロデューサーでもある稲船敬二。場内を見回したいとうは「ろくでもない感じがいい!」と満足した様子だった。
イベントでは東京ガールズコレクションをパロった、ゾンビによるファッションショー<トーキョー・ゾンビ・コレクション>が行われ、4人の和風ゾンビがゾンビ度を競い、ゾンビファンたちを喜ばせていた。
ホラー映画の大ファンという鈴木は『ゾンビランド』について「怖いのが苦手な人でも見れます。そして笑えます」と笑顔で語っていた。
その後、ロビーで囲み取材が行われ、鈴木と稲船が登場。ホラー映画の魅力について聞かれた鈴木は「小さい頃からなぜか好きなんですけど、(『チャイルド・プレイ』の)チャッキーとかから入った。刺激的な映画が好きなんです」。もしゾンビに出会ってしまったらと聞かれると、「戦います。まずは跳び蹴りから」と笑顔で答えていた。
ドラマ『屍病汚染 DEAD RISING』の監督でもある稲船は、女優・鈴木亜美について「きれいな人を汚していくのはすごくエロティックなので、鈴木さんが汚れていくのを見たい。恐怖に逃げ惑いながら、強くなっていく女性で使ってみたい」と、次作での起用も有り得る?と思わせる発言。さらに「人間なのにゾンビを喰っちゃってるとか、狂っちゃってもいいのでは? 事務所が反対するギリギリまでやってみたい」とも話していた。
また『ゾンビランド』についても稲船は、「ゾンビ映画をバカにしているところが、M心を誘って心地良い(笑)。今までに味わったことがない感覚を味わえる」と、屈折した言葉で絶賛していた。
『ゾンビランド』は、7月24日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開される。
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