先週末(7月10日)に公開となった『必死剣鳥刺し』の大ヒット御礼舞台挨拶が7月18日に新宿バルト9で行われ、主演の豊川悦司と池脇千鶴が登壇。映画について語った。
[動画]『必死剣鳥刺し』完成披露記者会見/豊川悦司、吉川晃司ほか
昨日、梅雨明けし、この日は快晴の東京。まさに夏本番というなか、朝から『必死剣鳥刺し』を見に来てくれた観客に対し、豊川は「本当に嬉しいですね。俺だったら海とかプールに行っちゃうな。わざわざこんな薄暗い映画館で、しかも『必死剣鳥刺し』を選んでくれて、本当に感謝しています」と挨拶。池脇も、「私だったらクーラーつけて家で寝ているかも知れませんけど」と言い、観客に感謝の気持ちを伝えていた。
また豊川は、吉川晃司と剣を交える15分間の殺陣のシーンについて触れ、「撮影はのべ6日間くらいかかった。でも苦労したシーンというのはそれなりに、俳優陣やスタッフみんなの気持ちが自然とこもっていくもの。だから、すごくいいシーンに仕上がったと思う」と本作のクライマックスシーンに関して、自信をのぞかせた。
さらに豊川は、「僕が記憶しているなかで、この映画で三左エ門が笑うのは2回だけ」と自身が演じた三左エ門について語ると、「感情を表に出さないキャラクターだったので、眉毛(の動き)であったり、ちょっとした目線であったりで、はっきりとではありませんが、三左エ門の気持ちや心情を伝えた」と、役作りの裏話も明かしていた。
一方、池脇が演じたのは、豊川扮する三左エ門の亡き妻の姪・里尾。三左エ門の身の回りの世話をしながら、秘かに思いを寄せている役だ。途中、「お味噌汁の味が奥様に似てきましたね」と言われ、笑顔を見せるシーンがあるが、司会からこのシーンに共感したと言われると、「私のなかでは半分半分あって、前の人の味に似たことが嬉しいのか、悔しいのか」と揺れ動く女心を解説。
これを聞いた豊川は、「女心って難しいなって思いました」と話していた。
『必死剣鳥刺し』は丸の内TOEI 1ほかにて全国公開中。
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