他人の頭の中に入り込み、アイデアを盗み出す犯罪者を主人公にしたアクションエンターテインメント『インセプション』。レオナルド・ディカプリオと渡辺謙の共演でも話題を呼んでいるこの映画のジャパンプレミアが、7月20日に六本木ヒルズアリーナで開催され、ディカプリオと渡辺、そしてクリストファー・ノーラン監督、プロデューサーのエマ・トーマスが、レッドカーペットに登場した。
[動画]『インセプション』ジャパンプレミア/L・ディカプリオ、渡辺謙ほか
この日はうだるような暑さにも関わらず、アリーナの内外に合計で約2,000人のファンが駆け付け、会場は熱気ムンムン。ディカプリオたちが姿を現すと、ひときわ大きな歓声が沸き起こっていた。渡辺はそんなファンたちの熱気について「この映画を待っていてくれたファンの気持ちが、今日の天気のように“熱く”感じられました」と感激した様子。
また渡辺は、ディカプリオをはじめ、フランス人女優マリオン・コティヤールやカナダ人女優エレン・ペイジら共演者の名を挙げ「素晴らしい才能をもった俳優たちが結集した映画。その一員になれたことに感謝しています」と話してから、「今回のクルーはワールドカップみたい」と、各国の才能が結集した作品であることを強調していた。
最後にアリーナステージに登壇した監督は、夢をテーマにしたこの作品を企画したきっかけについて聞かれると、「昔から夢に非常に興味をもっていた」とコメント。東京でも撮影したことについては、「以前からプロモーションで日本に来ているので、この美しい都市でいつか撮影してみたい、欧米の人々にこの素晴らしい都市を見てもらいたい、と思っていました」と絶賛していた。
一方、誰の夢に侵入したいかと質問されたディカプリオは「僕が演じたのは犯罪者のグループ」と念押ししてから、「個人的に、夢に侵入するようなことは、絶対にやりません。プライバシーの侵害だと思います」とキッパリ。だが、「でもアレキサンダー大王の頭の中には入ってみたい(笑)」とも話していた。
またディカプリオは映画について、「非常にシュールで頭脳に刺激を与える作品。みなさんも絶対気に入ってくれると思います」とアピールしていた。
夏の目玉のハリウッド大作ということで注目度も高く、この日はムービーカメラ35台、スチールカメラマン85名、記者80名が取材に詰めかけた。また、坂口憲二、南野陽子、押切もえ、蛯原友里、山田優など豪華日本人ゲストも多数登場。ファンのボルテージは最高潮に達していた。
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