人気シリーズの完結編となる『THE LAST MESSAGE 海猿』の完成披露試写会が、7月26日に東京国際フォーラムで開催され、伊藤英明をはじめ加藤あい、佐藤隆太らキャストたちと羽住英一郎監督が、映画上映後に舞台挨拶を行った。
超大型の台風が近づくなか、天然ガスプラント施設・レガリアと掘削船が激突し、火災が発生。救助に向かった海上保安官の主人公やレガリアのスタッフら5名が逃げ遅れ、施設内にとどまることを余儀なくされるというストーリー。
映画を見終え、興奮と感動がさめやらぬ観客に伊藤が「映画はどうでしたか?」と問いかけると、大きな拍手と共に「最高!」という声があちこちから上がっていた。
海難事故現場を舞台にした作品だけあり、撮影はかなりハードだったという。若手海上保安官を演じた三浦翔平は「『海猿』の大ファンでしたが、撮影は本当に辛くて」と苦笑い。レガリアの設計者を演じた加藤雅也も「本当に大変な現場でした」と振り返り、キャストよりもハードだったスタッフの奮闘を讃えていた。
また、レガリアの常駐医を演じた吹石一恵も、このシリーズの大ファンだったが、撮影中は出演したこともあったと、遠回しな表現で語った。現場では毎日水びたし状態だったそうで「現場に行くと、一回、服を全部脱いでから撮影した。下着も着けられず、下は水着とかで……。毎日一回は裸になるという現場は初めてだったので、毎朝覚悟を決めながら、撮影に臨んでいました」とも話していた。
苦労話が続いた後に挨拶したのは、レガリア作業員を演じた濱田岳。いきなり「AKB48の濱田岳です」と挨拶して伊藤をズッコケさせていたが、「この一言にかけていたので、何をしゃべっていいのか真っ白なのですが……」と言いつつも、「これだけ大勢の方に見に来ていただいたのを見て、改めてスゴイ映画に仲間入りできたんだなと実感しました」と感慨深げに語っていた。
前作『LIMIT OF LOVE 海猿』は、2006年度の日本実写映画興行収入No.1を記録しただけに「続編を作るのはすごく勇気が要ったし、プレッシャーもありました」と打ち明けた監督。伊藤は、「ここまで来れたのは、『海猿』ファンのみなさんのおかげです。ありがとうございます」と、ファンへの感謝を語っていた。
『THE LAST MESSAGE 海猿』は、9月18日より全国東宝系にて公開される。
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