8月22日に閉店するHMV渋谷店。その店内で8月1日に映画『BECK』とのコラボイベントが開催され、バンド「BECK」のメンバーとして同作に出演する水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、中村蒼、向井理の5人が、100人のファンが待つ同イベントに登場。トークショーを行った。
司会のLiLiCoから「今回は音楽が重要な要素となっており、キャストのみなさんも演奏の練習をされたそうですが、いかがでしたか?」と聞かれた5人。ギター担当の水嶋は「楽器の練習が1番の課題でした。楽器経験がない人がほとんどで、あっても楽器に精通しているわけではない。人気コミックの役を演じるにあたっては説得力が必要で、そういう部分がプレッシャーでもあり、難しいところでもありました」と振り返る。
映画ではギターとヴォーカルを担当する佐藤は「僕も楽器に触るのは初めてでしたが、劇中でも(自分が演じる)コユキは初めて楽器を触るところから描かれるので、その点では、コユキと一緒に成長できたと思います」と、役柄とともに歩めた様子。
「とにかく勢いというか、エネルギーが大事だと思った」という桐谷は、「本当にみんなパワーがあるし、良い意味でライバル。この作品をいいものにしようという思いがあった。それが上手くぶつかり合ってスパークしているので、楽しみにしててほしい」とアピールする。
また、今回、初めてドラムに触ったというドラム担当の中村は「頭では分かっていても、体がついていかず、本当に難しかった。でも、練習を重ねていくにつれ、だんだん上達していったので楽しくなってきた」と語ると、「それに、ドラムは音が大きいので叩いていて気持ちがいい!」と笑顔をのぞかせた。
「今回ベーシストの役で、初めて楽器に触ったのですが、音が低い弦楽器なのが渋くて格好いいなと思った」と話すベースの向井は、「ただ(演じた)キャラクターがとてもベースが上手い設定なので、それを全うするにはかなり練習をしなくてはいけなく、毎日必死でした」と振り返っていた。
その後、司会から「みなさんにとって青春を感じさせる場所はどこ?」という質問が。これに水嶋は「このHMV渋谷店もそうだし、昔サッカーをやっていたので、母校のグラウンドもそう」と答える。佐藤もまた、「まさにこの辺りは庭(笑)。埼玉出身なのですが、渋谷って電車を乗り換える際に必ず降り立つ場所。しかも、埼玉の人からすると、わざわざ渋谷まで来て、そのまま帰るのはもったいない気がするので、来たついでに何か見に行ったりしていました」と懐かしそうに話していた。
最後に水嶋が「HMVさん、素敵な思い出をありがとうございました。この報道をご覧になった方々、HMV渋谷店に思い出のある方がいましたら、ぜひ最後に1度来ていただけたら、素敵な思い出や発見があるのではないかと思います」と訴えかけ、自身にとっての思い出の場所でもあるHMVと渋谷店への感謝の気持ちを表現していた。
映画『BECK』は9月4日より全国公開となる。
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