『ワイスピ』ヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンの確執、収まらず

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ヴィン・ディーゼル
「Men's Health」誌の画像/ヴィン・ディーゼルのInstagramより

ジョンソンが「臆病で何もできない。愚かな奴らがいた」と問題発言

まもなくシリーズ最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が公開になるが、前作『ワイルド・スピード ICE BREAK』(17)撮影時から続くキャストのヴィン・ディーゼルドウェイン・ジョンソンの確執はまだ続いているようだ。

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発端は2016年、シリーズ8作目『〜ICE BREAK』の撮影終了直前にジョンソンがSNSで「女性共演者は常に素晴らしくて大好きだ。だが、男性共演者となると話が違う」「臆病で何もできない。愚かな奴らがいた」と発信したこと。

第5作『ワイルド・スピード MEGA MAX』(11)から元DSS捜査官ルーク・ホブスを演じているジョンソンは、名前こそ出さなかったが、ここで匂わせたのは、シリーズ第1作から主人公のドミニク・トレットを演じ、シリーズのプロデューサーでもあるディーゼルのことは明白だった。

ジョンソンは『〜ジェットブレイク』には出演せず、シリーズでデッカード・ショウを演じるジェイソン・ステイサムとスピンオフ作『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(19)に出演している。

ディーゼルは先月、「Men’s Health」誌で確執について、ジョンソンからより良い演技を引き出すためのことだった、とコメントした。ホブスは体現するのが難しいキャラクターだとしたうえで「当時の僕のアプローチは、必要なレベルにまで演技を高めるためには厳しい愛をもってアプローチすることだった」と語り、「フェリーニみたいなわけではないが、自分がプロデュースしているものに良いパフォーマンスをしてもらうためには何だってする」と、イタリアの巨匠であるフェデリコ・フェリーニ監督を引き合いに出して振り返った。

ジョンソンはこのコメントについて「笑った。大笑いした。みんなが笑ったと思う」と語る。主演映画『ジャングル・クルーズ』のプロモーションで「The Hollywood Reporter」誌の取材を受けたジョンソンは、ディーゼルの発言について「そのままにしておくよ。彼らの幸運を祈っている。『ジェットブレイク』の成功を祈っている。10作目、11作目、僕が出演しない『ワイルド・スピード』の他の作品についても幸運を祈っている」と語った。

この発言で、ジョンソンは今後製作予定の『ワイルド・スピード』2作に出演しないことを示唆しているのではないかと言われている。シリーズはこの2作をもって終了と目されていて、監督のジャスティン・リンはホブスの再登場の可能性も語っているだけに気になるところだ。