中国で視聴率No.1ヒットを記録した『三国志』。総製作費25億円、製作期間6年をかけ、中国ドラマ史上最大級のスケールで映像化。のべ15万人を超えるエキストラによるリアルな合戦シーンも話題の作品だ。今秋からレンタルがスタートするが、それに先駆け、8月9日にドラマの先行試写会を開催。『三国志男』の著者で三国志をこよなく愛する作家・さくら剛と渡邉義浩教授のトークイベントも行われた。
三国志学会事務局長にして三国志検定問題監修、『レッドクリフ』の日本語版監修に加え、このドラマの字幕監修も行っている渡邉教授は、「今回の『三国志』は非常に新しく、『三国志演義』のみに捉われていないと思います。順序立てて見るのがやはり一番ですが、1話1話それぞれに見どころがあり、どのエピソードを見ても楽しめると思います」とドラマをアピール。
三国志フェチのさくらが、物語に登場する川や井戸は、物語では壮大なスケールを感じさせるが、実際にはこじんまりしたものも多く、女性についても、現地に残る像などを見ると想像ほど美人でもなかったという例を挙げながら「中国の方が作られているということで、史実に忠実すぎると、スケールが小さくなってしまうのではないかと不安」と訴えると、渡邉教授は「心配はご無用。スケールはとても大きいし、女性は美しく描かれております」と笑顔で応え、さくらや三国志ファンの観客を安心させていた。
小説『三国志演義』をベースに史実に沿った客観的視点で作られたドラマ『三国志』は全95話におよぶ大作。10月27日よりシリーズのレンタルがスタートする予定だ。
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