「トイレの神様」植村花菜が映画イベントでトイレ掃除の素晴らしさを熱弁!
『かもめ食堂』の荻上直子監督の最新作『トイレット』。アメリカ人の3兄弟と日本人の“ばーちゃん”との交流を描いた一風変わった家族映画だ。タイトルでも目を引くこの作品のライブ付きトークイベントが、8月28日にカナダ大使館で行われた。
登壇したのは荻上監督と、「トイレの神様」でブレイクしたシンガーソングライター、植村花菜。映画の内容に共感したという植村は、「素晴らしい映画。泣いたり笑ったり、監督の小粋なギャグみたいなのがちりばめられていて、心があたたまる。家族っていいなと思える作品」と絶賛。「心の葛藤とか、(様々な思いが)上手く伝わらない歯がゆい気持ちとかが描かれていて、私も体験したことがあるので、すごく感情移入しながら見れた」と、共感ポイントについても語ってくれた。
一方、荻上監督も植村の「トイレの神様」を、「一つの映画を見ているような、感動して涙できるような歌」と高く評価。すると植村は、トイレにまつわる思い出話を披露。小さい頃、トイレ掃除をいやがった彼女に、祖母が「トイレにはすごいきれいな女神様がいて、毎日トイレ掃除を頑張ったら女神様みたいにきれになれるんやで」と話してくれて、その日からトイレ掃除をするようになったという。
植村はさらに、「べっぴんになるだけじゃなくて、金運や健康運にもいいみたい」とトイレ掃除の御利益について語り「ぜひ皆さん、トイレ掃除を」と呼びかけるも、「なんか私、トイレの宣伝しているみたい」と照れ笑いを浮かべていた。
ばーちゃんを演じたのは、荻上監督の『かもめ食堂』や『めがね』にも出演しているもたいまさこ。荻上監督は「すごく面白くて存在感のあるオーラを出してくれている」と、もたいの存在感を称え、「ユーモアと愛情をたっぷりと込めて作った映画なので是非皆さんに楽しんでもらいたい」と映画についてアピール。
トークの後には植村が「トイレの神様」を熱唱し、観客をホロリとさせていた。
『トイレット』は8月28日より新宿ピカデリーほかにて全国順次公開される。
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