映画『怪談新耳袋 怪奇』の公開記念イベントが、13日の金曜日で仏滅でもある8月13日に赤坂サカスで行われ、同作に主演の真野恵里菜をはじめ、坂田梨香子、鈴木かすみ、吉川友、北原沙弥香、岡本紗里の6人が登壇した。
この日、行われたイベント「赤坂怪談」は、彼女たちが語り部として、集まった観客の前でとっておきの怪談話を聞かせるというもの。イベントに先駆けて記者会見が行われ、ホラーが本当に苦手という真野は「今日もちょっと手が震えていて、イヤな予感がするんですけど、でも、ぜひ、来ていただいたみなさんにこの映画の素晴らしさと怖い話を楽しんでいただきたいと思ってます」と挨拶。だが実は、この会見は、怖いものが苦手な真野を震え上がらせるためのドッキリ企画でもあった。
司会進行役として登場したのが、『怪談新耳袋 怪奇』のプロデューサーであるTBSの丹羽多聞アンドリウ。怪談話の本番前ながら「せっかくなので、誰かひとネタ」と促すと、坂田が立候補。実家が佐賀だという彼女は、「佐賀に住んでいるときにお父さんとお母さんと私とで福岡の方にドライブに行った。夜だったんですけど、夏ということもあって怪談話をしながら盛り上がって、犬鳴峠に差し掛かったら、後のガラスに手形がいっぱいついていて」と恐怖体験を語り出した。
さらに丹羽は「メンバーのなかに霊感がある人がいることがわかった。手を挙げて」と言うと、真野の両サイドの北原と坂田が挙手。すかさず丹羽は「真野ちゃんの両端は霊感があるということで」と思わせぶりにつぶやく。その後も、北原や坂田に「何か見えたりする?」と尋ねたり、「こういう怪談話をすると何が寄ってくるんだってね」と言った挙げ句、「今、霊感のある2人は何か感じますか?」と振ると、北原が「楽屋からすごく感じていて、真野ちゃんの後から、すごい何か感じるんですよね」とだめ押し。
これに真野は「えー、なになに」「あー、ちょっと待って」と抗いながらも、突然、セットの地蔵が倒れるに至って半泣き状態になっていた。
その後、これが冗談だと、北原や坂田から明かされた真野は「うそー、もぅ」と悔しそう。それでも気を取り直すと元気いっぱいに、「この映画は2本立てになっていまして、『ツキモノ』と『ノゾミ』でまったく違う怖さを表現しているんですけど、ただ怖いだけじゃなくて、メッセージ性も含まれていて、友だちとかと見に行くと、いつも一緒にいる人がどれだけ大切かが心にしみるような話になっています」と映画をアピールしていた。
『怪談新耳袋 怪奇』は9月4日よりシアターN渋谷ほかにて全国順次公開となる。
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