19世紀のフランス、ブルゴーニュ地方を舞台に、最高のヴィンテージワイン造りに人生を捧げたワイン醸造家の姿を描いた『約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語』。この映画を監督したニキ・カーロが来日し、8月10日にニュージーランド大使館で来日記念レセプションパーティが開催された。
ニュージーランド出身のカーロ監督は、2002年の『クジラの島の少女』で世界的に高い評価を得て、05年にはシャーリーズ・セロン主演のハリウッド映画『スタンドアップ』を監督。才能ある女性監督として脚光を浴びている。
パーティにはワイン好きで知られるタレントの辰巳琢郎をはじめ約100名が出席。世界のワインランキングでベスト10内に入ったこともあるニュージーランドの著名な女性醸造家が映画をイメージして造った赤ワイン「WAITAKI BRAIDS」(ワイタキ・ブレイズ)がふるまわれた。日本未発売のこのワインについて出席者たちは「おいしい!」と感嘆し、「エレガントでみずみずしい」などのコメントを寄せていた。
今回、建築家の夫と2人の娘と共に来日したカーロ監督は「大好きな日本に家族で来られて、とても嬉しいです」と話し、映画については「究極のヴィンテージワインを追い求める醸造家を描いた原作に感銘を受け、映画化しました。見終わった後にワインが飲みたくなる作品になっています。劇場で映画を見たら、その後にはぜひワインを味わってください」とアピールしていた。
『約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語』は10月よりBunkamuraル・シネマほかにて全国公開される。
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