『赤目四十八瀧心中未遂』など、寺島しのぶの代表作3本を特集上映

特集上映 寺島しのぶのチラシ
特集上映 寺島しのぶのチラシ
特集上映 寺島しのぶのチラシ
『キャタピラー CATERPILLAR』初日舞台挨拶に登壇する寺島しのぶ
涙をこらえ声を震わせながら挨拶した寺島しのぶ
寺島しのぶ(左)と若松孝二監督(右)

『キャタピラー CATERPILLAR』で第60回ベルリン国際映画祭の最優秀女優賞を受賞するなど、今もっともノッている女優・寺島しのぶ。彼女の代表作3本を集めた特集上映が首都圏の映画館3館で8月28日より順次行われることがわかった。

[動画]『キャタピラー』初日舞台挨拶/若松監督、寺島しのぶ他
[動画]『キャタピラー』初日舞台挨拶 囲み取材

代表作として上映されるのは、『待合室』『ヴァイブレータ』『赤目四十八瀧心中未遂』の3本。『待合室』は岩手県の山間地にある小さな駅を舞台に、待合室に置かれたノートをめぐる人々の交流を描いた感動ドラマで、寺島と富士純子の母娘初共演も話題となった。

『ヴァイブレータ』『赤目四十八瀧心中未遂』は寺島に、第27回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をもたらした作品。『ヴァイブレータ』は赤坂真理の同名原作を廣木隆一監督が映画化。コンビニで視線を交わしたトラック運転手(大森南朋)に惹かれ、そのままトラックに乗り込むフリーライターを寺島が演じた、孤独な男女の物語だ。

一方の『赤目四十八瀧心中未遂』は、車谷長吉の直木賞受賞作を荒戸源次郎監督が映画化。人生に絶望し、この世に自分の居場所はないと思い定め、尼崎に流れ着いた生島与一。彼が同じアパートに住む綾(寺島しのぶ)に惹かれ、至福の時を味わう。だが、やがて綾の「この世の外へ連れてって」というひと言により、死出の旅路へと向かい、赤目四十八瀧を登っていくというストーリー。

3作品とも“女優・寺島しのぶ”の魅力が詰まった作品だけに、映画館のスクリーンで見られるチャンスは見逃せない。

なお、上映館とスケジュールは以下の通り。
詳細はテアトルシネマグループの公式サイト、または電話でご確認ください。

<新所沢レッツシネパーク>(200席予定)
8/28〜9/3『ヴァイブレータ』
9/4〜9/10『赤目四十八瀧心中未遂』
9/11〜9/17『待合室』

<キネカ大森>(40席予定)
9/4〜9/10『待合室』
9/11〜9/17『ヴァイブレータ』
9/18〜9/24『赤目四十八瀧心中未遂』

<パルコ調布キネマ>(139席)
9/18〜9/24『待合室』
9/25〜10/1『ヴァイブレータ』
10/2〜10/8『赤目四十八瀧心中未遂』

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