俳優の池松壮亮が、主演映画『アジアの天使』での演技を評価されて、第20回ニューヨーク・アジアン映画祭(8月6日~8月22日開催)でライジングスター・アジア賞を受賞したことが発表された。
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池松壮亮、オール韓国ロケの主演作をNYに評価される
本作は、オール韓国ロケを敢行し、韓国チームとタッグを組んで製作した石井裕也監督の最新作。8歳の息子の学(佐藤凌)を持つ小説家の青木剛(池松壮亮)は、病気で妻を亡くし、疎遠になっていた兄(オダギリジョー)が住むソウルへ渡る。そこで韓国人家族と出会い、奇跡を目の当たりにする…というストーリー。
今回は、ニューヨーク・アジアン映画祭に、異文化と向き合う物語を描いた作品と評価され、公式選定作品として「BEYOND BORDERS」(境界を越える映画)のセクションで上映される。
映画祭の開催に先がけて、開催20周年記念のライジングスター・アジア賞に池松が選出。池松の他に韓国のバン・ミナ(『SNOWBALL』)、フィリピンのジャニン・グティエレス(『HERE AND THERE』)も同賞に選ばれた。
映画祭のエグゼクティブ・ディレクターであり、ニューヨーク・アジアン・フィルム・ファンデーションのプレジデントであるサミュエル・ジャミエ氏は「キャリアは異なりますが、3人とも一流の俳優だけが持つ集中力と献身的な姿勢を兼ね備えています。それぞれが、観客を映画に引きずり込む力を持ち、稀な資質である存在感を各作品にもたらしています。残念ながら、ニューヨークにいらしていただくことはできませんが、細かな心の揺れ動きや感受性を、これほどまでに謙虚に正直に掘り下げた俳優がいただろうかと考えさせられる演技であることから、この3人にライジングスター・アジア賞を贈ります」とコメントしている。
ニューヨーク・アジアン映画祭は、60本以上の映画を対面形式とバーチャル形式でニューヨークと全米の観客に届ける。アジアのアクション、コメディ、ドラマ、スリラー、ロマンス、ホラー、アートハウス映画に加え、ワールドプレミア2本、インターナショナルプレミア6本、ノースアメリカンプレミア29本、USプレミア8本、ニューヨークプレミア9本が含まれる。
『アジアの天使』は全国公開中。
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