美尻の女王・オシリーナこと秋山莉奈が主演した『ゴスロリ処刑人』。ゴスロリファッションに身を包んだダークヒロインが、亡き母の仇を討つ姿を描いたスプラッターアクションだ。この映画の記者会見が8月24日に行われ、秋山と青柳塁斗(あおやぎ・るいと)、佃井皆美、小原剛監督が出席した。
この日は劇中の衣装で登場したキャストたち。髪型もバッチリ決めて「撮影以来のフル装備です」という秋山は、「この服でたくさんの人の前に立つのは恥ずかしくて、ちょっとドキドキしています」と挨拶。さらに「キャストのみんなとこうやって並ぶと、(テンションがあがり)戦わなきゃ、という気持ちになります(笑)」と会場を笑わせた。
出演が決まったときは「やりたかったアクションに挑戦できるというワクワクと、血糊は大丈夫かなというドキドキがあった」という秋山。撮影の様子については「1ヵ月くらい前から(アクションの)稽古を始めたのですが、初日の筋肉痛がツラかった」と苦笑い。だがハードな撮影にようやく体が慣れてきた頃にインフルエンザにかかってしまったそうで「休んで(体力的に)振り出しに戻ったときの切なさは……」と残念そうな表情を浮かべていた。
一方、青柳はアクションについて「アクションは好きだったので、新しい殺陣をやったりして楽しかったです」と振り返ってから、「でも、秋山さんが(アクションをこなしながら)縄をひっぱるシーンは大変そうでした」と話すと、隣の秋山も「大変でした」とため息混じりにうなずいていた。
スプラッターシーンについては「まさかここまで血糊が降るとは……」と秋山。すると青柳が「スプラッターという言葉を初めて聞いたので、理解できていなかったのですが」と意外な告白。秋山が「今さら!?」と驚くと青柳は「水がバーッと出ているスプリンクラー的なイメージがあった」と明かした。監督が、血が飛び散る残酷な描写のことだと説明すると、司会が「まあ、そんなに遠くはなかったですね」とナイスフォロー。青柳は「血糊が降り注ぐってことですもんね」と1人、納得した様子だった。
また、記者から続編がありそうな物語だと言われた監督は、「前後がなきゃ成立しないんです」と答え、前日譚や後日譚を描くことへの意欲を示した。これを聞いた秋山は「その際、キャストはみんな参加させていただけるんでしょうか?」と質問。(本作の前日譚となる)エピソードゼロもありえるという答えに秋山は、続編が主人公の幼い頃のエピソードになってしまわないかと恐れたようで「若返りすぎちゃって(主人公役が)違う子になったりしたら悲しい」と心配していた。
『ゴスロリ処刑人』は9月4日よりシアターN渋谷にてレイトショー公開される。
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