ミック・ジャガー、デヴィッド・リンチにも影響を与えた映像作家の作品を一挙上映!
アメリカの実験的映像作家で伝説的な存在のケネス・アンガーの作品が、8月26日に原美術館で開催されるイベント<BLANK MUSEUM>で上映される。
1930年生まれのアンガーの作品はジャン・コクトーやミック・ジャガー、デヴィッド・リンチ、デニス・ホッパーら数多くのアーティストに影響を与えており、イタリアのブランド、ミッソーニの2010/2011秋冬のキャンペーン映像にも起用されるなど、今も精力的な活躍を続けている。
ハリウッド映画界のスキャンダル本「ハリウッド・バビロン」(59年)の著者としても知られるアンガー。彼の生み出す映像はバイオレンスやドラッグ、オカルト的要素に彩られ、見る者の深層心理へと訴えかける。
今回は、スキャンダラスなイメージによりロサンゼルスの初上映時に警察が上映中止とした『スコピオ・ライジング』(64年)、サイケデリック映像の傑作『快楽殿の創造』(54年)など「マジック・ランタン・サイクル」の全作品に加え、2000年以降に製作された2作品が上映される。また、上映後には灰野敬二、ジム・オルークによるライブも行われる。
アンガーの作品が上映される<ケネス・アンガー/LUCIFER NIGHT>は、26日の16:30開場、17:30開演で、料金は前売¥2,800、当日¥3,300。夏の一夜、呪術的イメージに彩られたアンガーの映像に酔いしれるのも一興だ。
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