人気作家・京極夏彦の長編大作をアニメ映画化した近未来SFミステリー『ルー=ガルー』。8月28日より公開となったこの映画の初日舞台挨拶が新宿バルト9で行われ、ガールズバンドSCANDALのHARUNA、TOMOMI、MAMI、RINAの4人と藤咲淳一監督が登壇した。
[動画]『ルー=ガルー』初日舞台挨拶/SCANDAL、藤咲淳一監督
SCANDALは主題歌「Midnight Television」のほか、挿入歌「KOSHI-TANTAN」、エンディング「さよなら My Friend」の3曲を提供。さらに、劇中で主人公の4人の少女たちが憧れる“伝説のバンド”として登場している。全身タイツで演奏した彼女たちの映像をCG化したそうで、TOMOMIは「技術ってすごいなと思いました」とCGの出来映えに満足げ。RINAも「なめらかな動きになっていて、楽器演奏の動きもとてもリアル。生のライブを見ている感じでした」と感心した様子だった。
だが監督によると、アフレコには苦労したという。HARUNAは「ホント、一言なんですけどね」、RINAは「だからこそ難しかった」とそれぞれ苦笑い。監督が「(収録時)最初はリラックスして入ってきたけど、マイクの前に立つと急に緊張して」と明かすと、RINAが他の声優はどうしているのかと質問。監督は、声優はセリフを覚えてきているので、画面と台本を交互に見ながらタイミングを察して声を当てていくと説明してから、そういった心構えを事前に教えてあげなかったことを謝っていた。
役作りは“おまかせ”だったそうで、「そのままやってくださいって(お願いした)」と監督。するとHARUNAが「『そのままやってください』というのががプレッシャーでした(笑)」と明かし、続けてRINAが「自分たちの役を演じるんだと思ったんですけど違って、自分じゃないんや〜とびっくりしました(笑)」。すると監督はまたしても「申し訳ない」と、苦労をかけてしまったことを謝っていた。
また、自分たちの音楽が使われた作品を見た感想を聞かれたTOMOMIは笑顔で「そうですね……」と言ったものの言葉が続かない。リアクションが遅れ気味の彼女に、「笑われてんで、頑張れ!」と声援を送るRINA。するとTOMOMIは客席に「すみません(笑)」と謝ってから、「(映画に)入り込んでるときに自分たちの曲が流れてきてドキっとしました」と感想を述べてから、「監督のおかげですごく良い作品になったと思います。ありがとうございます」と監督に感謝。監督は「そんなに見つめられると……」と、少し照れた様子だった。
この日は、「さよなら My Friend」のコーラスをつとめた女子コーラス隊の11人も駆けつけてくれ、みんなでこのエンディングテーマを合唱。場内を爽やかなムードで包み込んだ。この楽曲は映画のために作ったもので、HARUNAは「今も昔も変わらない思いを書きたいな、と思って作った曲。(映画のなかで)この曲が流れてきたとき、物語とリンクして感じられ、自分でも感動しました」と話していた。
映画については「(主人公の4人の少女が)バラバラな性格で、うちらも4人ともバラバラな性格。でも、みんなで互いに補い合いながら1つのことに向かって進んでいく姿がちょっとかぶるかもって思いました」とMAMI。HARUNAも「助け合う感じが私たちと似てるかなと思いました」と語っていた。
『ルー=ガルー』は新宿バルト9ほかにて全国公開中。
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