主要キャスト約300人、エキストラ延べ15万人超という超弩級の規模で製作され、中国で大ヒットした歴史ドラマ『三国志』。全95話から成るこの超大作が10月27日より日本でDVDレンタル開始となるが、それに先駆け、8月30日にシネマート六本木で試写会を開催。来日中のキャスト、ピーター・ホーとチェン・ハオが舞台挨拶を行った。
会場に詰めかけた女性客はピーターが登場すると興奮状態。ピーターがそんなファンたちに笑顔で応えて小さく手を振ると、そのたびに歓声があがっていた。
まずは、幾度か来日しているというピーターに司会から「東京の印象」についての質問。ピーターは「日本から離れるときは、心とお腹を満足させて帰ることができます」と答え、「今回はもうすでに2度ラーメンを食べました」と満面の笑み。一方、10回以上来日しているというチェンは、今回は『三国志』の宣伝で忙しくどこにも行けないと残念そうに話してから、「日本で一番行ってみたいのは富良野のラベンダー畑です」と遠い目をしていた。それを聞いていたピーターは、食べ物の話しかしなかったことを恥ずかしく思ったと照れ笑いを浮かべ「僕は日本を胃袋で理解しているから……」と言い訳。するとチェンも慌てて「私もそうです。昨日もピーターとラーメン談義をしました」と、食にも大いに興味があると語った。
ラーメン好きらしい2人は目を輝かせてラーメン談義に突入か、と思った瞬間、司会が「そろそろ『三国志』の話を」と促すと、場内は大爆笑。ピーターとチェンも恥ずかしそうな笑顔を浮かべていた。
『三国志』でピーターは勇猛果敢な武将・呂布(りょふ)を演じている。この偉大な人物を演じた感想を聞かれたピーターは「最高レベルの武将なので、『三国志』ファンを失望させてはいけないと思い、マッチョな体作りを頑張った」と明かすも、「でも、ドラマではいつも甲冑をつけているので、マッチョかどうかがわからないのですが……(笑)」と残念そう。「まぁ、いいんですけど」とちょっと拗ね気味だった。
また乗馬シーンが多いため医師から生殖機能への影響を指摘されたというピーターは、“大事な部分”に4600万NT$(約1億5000万円)という高額な保険をかけたと報道されている。そのことについて聞かれたピーターは、「僕は家で唯一の男の子で、まだ種まきも完了していないので」と頬を赤らめて回答。司会がさらに、保険を使わなくても大丈夫だったかと突っ込むと、もうその話題は終えたい様子を見せながらも「まだよく分かりませんが、おそらく大丈夫でしょう(笑)」と答えてくれた。
一方、呂布の寵愛を受ける女性・貂蝉(ちょうせん)を演じたチェンは、呂布のような男性についての感想を聞かれ、「外見は肉食系ですが、内面は妻に優しい草食系で、恋人にぴったり」とコメントしていた。
この日は、NHKドラマ『上海タイフーン』(08年)でピーターと共演した林丹丹(はやし・たんたん)も駆けつけ、2人に花束を贈呈。中国語と英語が堪能な林に司会が、中国進出の可能性について聞くと「チャンスがあれば、ぜひ!」と意欲的。司会が、プロデューサー業も行うピーターに林の起用の可能性を尋ねると、ピーターも「機会があったらもちろん! (林が中国のドラマに出れば)ついでに僕も彼女に日本語が習える良い機会ですから」と前向きな姿勢を見せ、林を喜ばせていた。
『三国志』DVDは10月27日よりレンタル開始。また前篇DVD-BOXは12月リリース予定だという。
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